55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

松本で3度目の夏

 

 実は、クラシック音楽好きで、サイトウキネン・オーケストラを生で聞くことは、長年の夢でした。

 いい年になっても、夢はかなうのですね。

 オーケストラコンサートのAプログラムは2日間あるのですが、初日は、松本城の会場で(写真)、二日目は生で。どちらの会場も、歩いていけるというのは、実に贅沢。

 移住先に松本を選んでよかったとつくづく思いました。

 

 ブログをお休みした頃から、早朝散歩が日課になりました。

 市内もマスクをしない人が結構増えてきました。これが早朝となると皆無。

 マスクなしだと、散歩も楽。長いときは90分くらい歩きます。

 何より、寒暖差の大きな松本ですから、日中は35度以上になる日でも、早朝は25度以下。「マスクなし×少し涼しい×松本の街並み」があれば、歩くだけでも楽しいです。

 

 街歩きをしていると、いろいろ気づくことも多いです。

 ある道は、乾物屋(鰹節とか)・味噌蔵・漬物屋が多い。

 その隣の道は、夜の飲食店(スナックとかラウンジとか)が多い。

 その隣の道は、石屋・ガラス屋・畳屋が多い

 

 これを、古地図・旧地名と照らし合わせると、町の歴史が見えてきます。

 乾物屋が多い通りは、通称「塩の道」といわれる街道(糸魚川~松本)。つまり、海産物などの流通があった道。この通りの先には、「宿場町」があって、現在でも旅館やホテルとなって継続している場所もあります。

 石屋など職人さんの多い通りは、旧地名「鍛冶町」と重なります。

 なるほどな~~ということ。

 松本市民であれば、小学校の社会科で「郷土史」として習う程度のことなのでしょうが、こういうことを、「散歩×観察×法則性の発見×図書館の郷土コーナーの資料で確認」するのは、なかなか楽しいです。

 

 コロナ禍の真っただ中に引っ越してきましたので、実は、松本暮らしをあまり体験していません。コロナは終息したわけではないですから感染予防はきちんとしつつも、少し、松本を知ること、楽しむことをと思います。

 これが、松本3度目の夏に始まった、新しい習慣というオチで。