55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

断捨離して残ったものが必要なもの

 

自己評価は低いタイプと思います

 あくまで個人の感想ですが、引っ越し・転校を繰り返すなかで、アイデンティティがゆらぐことが多かったです。あと、見た目と内面とが結構違うタイプです(笑)。

 何言っても怒らなそうと言われますが、理不尽なことや無神経な言葉を浴びれば怒ります。ただ、その場で言葉で反論することは少ないです。そのためか、反論を繰り出すと、周囲はドン引きします(笑)。

 そんな人生を送っているうち自己評価は低めになり、10代で太宰治三島由紀夫にはまりました。

 

アイデンティティの不安定さ

 公務員に転職してしばらくして、「多数決が正しい結論を示すとは限らない」という今では当たり前のことを提案し、自分のチーム内ではそれを実践してみました。

 これチーム内では好評でしたが、チーム外では圧倒的不評(笑)。民主主義の根幹を否定するとよく言われました。話し合いと合意形成も民主主義だと思うのですけどね…。で、少し新しいことを提案して停滞している部分を活性化することは、「よそ者」の役割の一つです。とはいえ、心が削られることも少なくありません。そして、自分の考えや存在が本当にあっているのかに自信が持てなくなることもありました。

 そんなこんなの30代の日々は、若さと勢いで乗り切っていました。とはいえ、この頃から心因性の体調不良は始まっていました。

 

この頃の人間関係はほぼ断捨離できましたが

 否定意見を消化しようとして、消化できないんですね。

 そして、消化できない自分を責めるというパターン。この症状の処方箋は、やはり断捨離しかないと思います。ただ、その当時は断捨離という言葉もまだなく、ただただ自分を責めていました。

 また、本来断捨離すべき関係性の人が、私に業務上の案件をもちかけてくることも多かったです。断ればいいのですけどね(笑)。そういう案件って「危ないこと」が多いのです。悪意から、私に担当させたと感じることもありました。

 この「断捨離すべき関係性」って、なぜか自然消滅ということがないのです。放置しても、向こうからやってくるんです。となると、能動的に断つことが必要。

 このことに気づいたのが40代です。

 

なぜ「断捨離」が必要か

 モノも人間関係も、放置する限り「存在」します。

 「放置すれば自然消滅する」というのは誤った先入観のようです。「沈黙は肯定」と同じで、「放置は継続」なんですね。

 「必要と思えるもの以外を断捨離」は難しいです。

 「断捨離しても残ったものが必要なもの」に切り替えてはいかがでしょう。

 特に人間関係では、この発想が重要と思う今日この頃です