◆昨年は無観客・YouTube配信になりました
会場まで歩いて行けるという夢のような状況に、早速チケットを購入し、「デュトワ×火の鳥」を楽しみにしていましたが、コロナで払い戻しとなりました。残念。
サイトウキネン・オーケストラは、CDやTVでしか聞いたことがなく、ただ、その圧倒的な演奏やアンサンブルに、「一度は生で」が昔から夢でした。
◆昨晩は、オーケストラ演奏会初日
今年は、「デュトワ×春の祭典」にグレードアップ(笑)したわけで、これは聞き逃せません。チケットを購入しようと音楽祭のホームページを見ていると、気づいたことが…。
それは、県内外で、同時中継のライブ会場があること。松本城もその会場の一つです。というわけで、チケットではなく、屋外の無料会場で聞くことにしました。
写真がその会場。松本城とサイトウキネンとを同時に楽しめます。
◆思い出したのは
志賀高原で夏休みを過ごしていたころのこと。
昔から、桐朋学園大学の学生たちは、志賀高原で合宿をするんですね。そこに、サイトウキネンに参加する音楽家も指導で参加する。もちろん、小澤征爾も。
そして、夏のある日、奥志賀高原「森の音楽堂」で演奏会を開くのです。学生の弦楽四重奏が合宿の成果を発表し、最後は全員でモーツァルトと演奏する。その指揮は小澤征爾。これが夏の楽しみでした。
会場内で聞くのは有料ですが、外の芝生に座って聞くのは無料。これが、とても心地よかったんですね、こういうことをするのは、たぶん小澤征爾の発想で、タングルウッド音楽祭などの欧米の雰囲気というか、音楽への気楽さを取り入れたのだと思います。
森の音楽堂です
◆生ではないが、屋外でサイトウキネンを聞いてみよう
というわけで、志賀高原のことを思い出し、松本を感じながら音楽を聴きたいと思い、チケットは購入せず。そして昨晩、会場までブラブラ歩いていくと(これも贅沢)、会場のロケーションは冒頭の写真の感じ。
最高ではないですか!!
春の祭典を聴きながら、松本城を見るという、何とも不思議な、しかしあらゆる既成概念や境界線を無にする空間。新鮮でした!!
そして、演奏も最高でした。松本にきてよかったです。
オーケストラコンサートは日曜日もあります。もう一回行ってきます。