55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

セイジ・オザワ 松本フェスティバル

 

昨年は無観客・YouTube配信になりました

 会場まで歩いて行けるという夢のような状況に、早速チケットを購入し、「デュトワ×火の鳥」を楽しみにしていましたが、コロナで払い戻しとなりました。残念。

 サイトウキネン・オーケストラは、CDやTVでしか聞いたことがなく、ただ、その圧倒的な演奏やアンサンブルに、「一度は生で」が昔から夢でした。

 

昨晩は、オーケストラ演奏会初日

 今年は、「デュトワ×春の祭典」にグレードアップ(笑)したわけで、これは聞き逃せません。チケットを購入しようと音楽祭のホームページを見ていると、気づいたことが…。

 それは、県内外で、同時中継のライブ会場があること。松本城もその会場の一つです。というわけで、チケットではなく、屋外の無料会場で聞くことにしました。

 写真がその会場。松本城とサイトウキネンとを同時に楽しめます。

 

思い出したのは

 志賀高原で夏休みを過ごしていたころのこと。

 昔から、桐朋学園大学の学生たちは、志賀高原で合宿をするんですね。そこに、サイトウキネンに参加する音楽家も指導で参加する。もちろん、小澤征爾も。

 そして、夏のある日、奥志賀高原「森の音楽堂」で演奏会を開くのです。学生の弦楽四重奏が合宿の成果を発表し、最後は全員でモーツァルトと演奏する。その指揮は小澤征爾。これが夏の楽しみでした。

 会場内で聞くのは有料ですが、外の芝生に座って聞くのは無料。これが、とても心地よかったんですね、こういうことをするのは、たぶん小澤征爾の発想で、タングルウッド音楽祭などの欧米の雰囲気というか、音楽への気楽さを取り入れたのだと思います。

                森の音楽堂です

 

生ではないが、屋外でサイトウキネンを聞いてみよう

 というわけで、志賀高原のことを思い出し、松本を感じながら音楽を聴きたいと思い、チケットは購入せず。そして昨晩、会場までブラブラ歩いていくと(これも贅沢)、会場のロケーションは冒頭の写真の感じ。

 最高ではないですか!!

 春の祭典を聴きながら、松本城を見るという、何とも不思議な、しかしあらゆる既成概念や境界線を無にする空間。新鮮でした!!

 そして、演奏も最高でした。松本にきてよかったです。

 オーケストラコンサートは日曜日もあります。もう一回行ってきます。