今月で1年半。
意外と、あっという間です。
◆今月は本当に引きこもり
「サイトウキネン・オーケストラ」の公演がキャンセルになりました。
「デュトワ×サイトウキネン×フランスモノ・ストラヴィンスキー」を、自宅から歩いて聴きに行く予定でしたが、さすがに中止。チケットは払い戻し。
演奏会の配信を見て、そこから「小澤征爾×サイトウキネン」のドキュメンタリーをいくつか見ました。
◆キーワードは「答え合わせ」
遠藤周作さんの作品が好きで、ここから学ぶことがたくさんありました。
遠藤周作さんは「日本人はキリスト教を本当に理解しているのか」「日本人は西洋を理解できるのか」というテーマを生涯の宿題としていました。
小澤征爾さんもそうなんですね。「僕の人生は、日本人が西洋音楽を演奏することができるのかを証明するための実験」とありました。
「日本人が西洋音楽を理解することができるのか」という問いを抱えた小澤さんにとって、「サイトウキネンオーケストラ」は、「その答え合わせ…ではなかったのか」とふと思いました。遠藤周作さんの「海と毒薬」「沈黙」にはじまる純文学作品も、「世間に問う」というより、「自分への答え合わせ」ではなかったのかと。
◆今月、いろいろ思うのは…
今月は、なんだかどっさりお仕事をいただき、長時間PCに向かう日々です。
そんな中、なぜか、過去のいろいろな記憶がよみがえってきます。
それと同時に、心の奥底から「早期退職してよかったのか」「早期退職は正解だったのか」という問いが聞こえてきます。現役時代のことを思い出して、「あの時は、あれでよかったのか?」と忸怩たる思いを抱えることもあります。
私も「人生の答え合わせ」の季節にはいったようです。
◆現役時代×早期退職の「答え合わせ」
早期退職してよかったのか…、移住先は松本でよかったのか…、人間関係を断捨離して…と、いろいろ思うことはあります。俗にいう「正解のない問い」です。
正解はないので、延々悩むことになります。これは、メンタル的に結構キツイです。
しかし、御縁があってお仕事をいただけるようになり、2月からは微々たるものですが毎月収入のある生活になりました。
贅沢はできませんが、経済的には少し余裕が生まれます。
お仕事の内容も、一部、現役時代の取り組みの延長線上にあるもので、ふり返りつつ進めることも少なくありません。
そんな中、「あれでよかったのか」という思いに、少し肯定的になってきました。
大きな決断をして時間が経つと、ある日突然「答え合わせモード」に入るようです。
今、それです(笑)。
答え合わせの内容は、おいおい。