◆大学のレポートを書き進める
夏学期のレポートは来週〆切
「動画授業を見る→レポート提出→レポートが受かったら試験」という流れ。
つまり、まずレポートの「提出×合格」がないと「試験×単位認定」に至りません。
この1週間で、初稿を4本あげました。これから推敲です。
◆現在は大学1年生の授業が中心
専門科目です。たとえばこんな感じ
・空間デザイン
・ワークショップ学
・地域デザイン演習
・日本芸術史(近世から明治期の芸能と文学)
今どきの大学生は、1年生でワークショップを学び、その技法を用いてチームで学習を進めています。
「若い人はすぐ会社を辞める。辛抱がたりない!」という人もいますが、今は18歳でワークショップを学び、チームで課題解決・合意形成、先入観の可視化・創造的解決することを身に付ける時代です。22歳で就職して「従来型の会議・トップダウンの世界」を見れば絶望するでしょう(笑)。そういうことに改めて気づきます。
◆日本芸術史のレポートでは森鷗外をテーマにする
レポートと言えば、「○○について述べよ」が定型でした。○○についての「知識」を確認するタイプですね。一方「思考」を評価するタイプもあります。「○○について、あなたが興味をもったテーマを選び、その特徴について○○の観点から述べよ」というパターン。
この「自分で題材を決める、課題を発見する、論点を設定する、決められた観点で考察する」という流れがしんどい。特に「題材の選択・決定」が全然進まない。
日本芸術史では、2週間悩んで「近代文学における恋愛とその葛藤」をテーマに決めました。題材は森鴎外の「舞姫」。
つまり、ここ1週間で4本書いたのは、それまで「テーマと題材の選択・決定」ができなかったことの裏返し。決まらなければ一文字も書けないですから。
◆まだベルリンの壁があった頃、西ベルリンに行きました
「舞姫」の舞台を歩こうと思ったのですが、行ってわかったのは、その舞台の多くは「東ベルリン」にあること。壁をこえて東に行けるかと尋ねると、「あなたのビザだと、西から東には入れるが、東から西には戻れないだろう」と言われました。
そのココロは、「西が入れてくれないのではなく、東が出してくれない」ということ。もしあの時、東に入っていたらどうなったでしょう。
(それこそ、エリスのように…)