55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

早期退職3年目の終わりの心境 その4

 

何とも言えないモヤモヤした心境

 早期退職後も、「想定していたことと現実との違い」「自分の認識の浅さ」「省察による気づき」などがあって、その度に心が揺れる(あまりよくない意味)ことはありました。

 ただ、今までは、そのことに自分なりに意味や価値を見出したり、「そういう時もあるよね~」という感じで流したりもしていました。

 また、日帰りで少し遠出をしたり、その時に美しい風景やお城、古い街並みなど見て、気分転換をする、大学のレポートの題材にするという、そんなことで解決をしてきました。

 ただ、今回は、モヤモヤをモヤモヤのまま放置しているという感じです。

 

早期退職してから始めたこと

 投資やポイント活動、地方移住、大学への編入ミニマリスト生活、新しいお仕事などなど、細かくみればもっとありますが、こうして書き出してみると、3年という時間で、結構なことを行っています。

 ちょっと、先を急いだかもしれません。

 この背景には、現役時代よりも時間に余裕のある早期退職生活で、「何かしないと」という強迫観念的なものが、まだ心の深層にあって、それが無意識に焦燥感のようなものとなっているのかもしれません。

 特に、昨年一年は、お仕事と大学生活と、結構頑張りました。

 頑張ったのですが、「そりゃ、あなた出勤もないヒマな暮らしなのだから、両立して当たり前でしょう」「それくらいやらないと」という自分がいて、あまり頑張った自分を認められないかったようです。

 お仕事の合間の今の暮らしは、とても堕落していますが(笑)、それは、頑張りを認めてくれない自分への「反抗」なのかもしれません。50歳の反抗期って、とても恰好悪いですけど(笑)。

 

というわけで一つのモヤモヤを解決したこと

 昨春、大学生になりました。3年次編入です。つまり、2年で卒業ですね。

 で、実際に入学して勉強を始めると、これが意外と楽しい。一方で、自分の学びの浅さに気づいて呆然とします。これが、もっと学びたいという意欲にもなります。

 となると…2年では足りません。というか、卒論も含めて「あと1年」なわけで、これでは時間が足りない…。さらに言えば、こんな感じです。

 ①卒論について、入学前の想定とは異なる内容になりそう

 ②卒論のテーマは何となく浮かんでいるのですが、題材が決まらない

 ③卒論のテーマについて、もっと勉強しないと書けない

 大学・大学院で卒業した学部とは全然違う学部で新しいことを学んでいるので、知識も経験も時間も足りないんです。また、ここにきて、今学んでいる「デザインの考え方」というものが、まったくわからなくなってきました。参りました(笑)。

 というわけで、大学卒業にはこだわらずに学ぼうと決めました。

 「2年で卒業する」ってのは先入観ですね。学び続けることが目的なので、気の済むまで、納得できるレポートが書けるまで在籍しようと思います。

 世間的には「留年」ですけどね。

 

先を急ぐ必要はない、大切なのは納得すること

 お仕事の原稿も、大学のレポートも〆切があります。決められた時間で作成することが求められます。

 そこで、私が気になっているのは「質」なんですね。期限を守るのは前提ですが、そこで「質の高い仕事」をしたい。

 大学のレポートで気づいたのですが、自分でも納得した内容であれば、評価は高いのです。一方で「単位のため×時間切れ」で出したレポートはそういう評価なんですね。

 評価にこだわるわけではないのですが、そこに「納得⇔妥協」との相関性があると…やはり、時間をかけて納得できる学びを進めたいとも思います。

 で、これは大学だけではなく、お仕事も、生活全般も同じ。

 早期退職で得た時間を、暮らしの質の向上につなげたい。

 今までは、無意識に「量で埋めてきた」ような気がします。それが、モヤモヤの正体かもしれません。

 

 「何もしない贅沢・無為な時間の意味」をもう少し見直した方がよいかもです。

 そこに「罪悪感」を抱いてしまうのが、昭和生まれの性なのかもしれません。

 というわけで、本読んで寝ます。