授業は「対面か」「リモートか」という論点が世間にあります。
早速ですが、4月から大学生になりますので、現場の状況をお伝えします。
◆私が通う大学は…
基本的にリモート優先です。
ただし、大学での対面授業も行われていますので、対面を希望する場合は、教室で受講もできます。また、授業の一部は「対面必須」となっています。これは、教室で受講しないと単位になりません。
◆リモート授業にもいくつか種類がある
リモート授業は、目的によって使い分けられています。
①教室の授業を中継するもの(見逃し配信なし)
②教室とネットとのハイブリッド
・「対面×リモート」がネットでつながれてライブ参加できる
③動画視聴
・授業参加前に見る動画。24時間どこでも見れます。
・授業の前提となる知識、テーマを動画で学びます。「反転授業」ですね。
基本的には、「動画で予習~授業で討論」という流れになっています。一般教養や概論には、「動画で予習・授業~レポート提出~単位認定」という講座もあります。そして、専門・概説・ゼミになると「対面」が増えます。
もちろん、「中継×リアルタイム型」の授業は、遅れれば遅刻、見逃せば欠席。
動画視聴も期限があります。授業前に見なければ、その授業は欠席扱いです。
◆入学式やガイダンスが4月早々にあります
入学式、学部ごとのガイダンスは、ネット中継で参加。
キャンパスで参加したい場合は「事前申請」になっています(メールで申し込み)。
ちなみに、私はガイダンスのみネットで視聴予定。ガイダンスは見逃し配信なしですから、指定時間に見ないといけません。
◆リモート参加はどのように行うのか
ネット上に、大学の空間があります。
合格すると、私用のパスワードが送られてきてログイン可能。
ログインすると、「私の個人情報」「大学からの連絡(いわゆる掲示板ですね)」「授業配信ページ」などがあります。ここで、動画を見る、討論に参加する、相談する、履修登録をする、レポート提出をするなどができます。やがて、試験結果、成績、単位取得状況などもここで確認できるようになるのでしょう。
見事にDX化されていますね(笑)。
コロナ初期は、先生が個人でYouTube・ZOOMを活用して配信していました。
私が通う大学は、これを組織で行うデザインになっています。おそらく、多くの大学が、「対面・配信」「動画・ライブ」などを目的によって使い分けているはずです。履修登録などは「ネット」の方が、学生も大学も楽で合理的ですね。
◆社会人枠の3年次編入になります
したがって、語学・体育・一般教養はありません。
とは言え、専門分野は概説から、その昔卒業した学部とは違いますから。
卒業には「78単位」必要。セメスター制ですから、1~2単位ものも多い。
ちなみに、私の頃までは教授も大らか。授業時間に30分遅れてきて15分早く終わるのが標準。私の恩師に至っては「授業に出るヒマがあるなら図書館で本を読め」と助言。
17:00に終わる5限の授業は16:30前に打ち切り、「夕方5時になると飲み屋が始まります。お酒を飲みつつ朝まで語り合ってください。では」という人。
そういう時代の人が、そういう価値観のまま現在の教育を語るのは…というのが個人的感想。私にとっては、DX化されつつある新しい教育システムも学びの対象。
いろいろ楽しみです。
というわけで、57歳からの大学生活も折に触れて