55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

内定した大学生の入社前研修

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世の中にはいろんな仕事があるもので

 私自身は、民間・公務員ともに「入社前の研修」はありませんでした。

 4/1に入社式があって即現場です。

 その後、内定者は「3/1から出勤×研修」という流れになりました。大学生の卒業旅行が2月に集中したのはそのためですね。

 今回、私が関係した企業は、2月ころから「週1」で行っていました。内定者にアンケートを取り「卒論審査・提出」などが全員終わってからスタートしたそうです、リモートで。

 

発想の転換

 内定者が、入社前に辞退することも珍しくありません。以前は入社して3年と言われましたが、今は3か月で辞める数が増えています。

 若手の早期退職が多い企業を調べてみると、「新人研修が多すぎる」「会社の価値観を押し付け気味」「スキル教育の不足」という傾向があります。これ「新入社員に社会人というもの、会社のオキテを一生懸命教えてあげよう。そうすれば辞めなくなる」というおじさんたちの親心が裏目になっているんですね(笑)

 「新人がやりがいを持って、スキルを学びつつ、自分のスキルを活かしつつ」という職場にした方が早いと思います。 

 

その昔、民間企業の新入社員だった時…

 同期入社4名が、同じ部署に配属になりました。

 2名は慣れるまで後方部隊。2名は即最前線。

 数年後、最前線に配属された2人は退職・転職しました。ちなみに残った二人は現在もその会社にいて部長職です。

 退職・転職した2名のうちの1人が私(笑)。

 右も左もわからぬ新人を現場で鍛えてくれたこと、また現場で学んだことにはとても感謝しています。ただ、もし後方部隊からスタートしていれば辞めずに済んだのではないと思うこともあります。当時の現場で学んだビジネスマナーは、昭和の価値観、島耕作的なにおいもするものでした。そういう価値観からの転換には苦労した部分もあります。

 一方で、同期でも後方支援からスタートした2人は、バブルが弾けてから前線に出ました。つまり、現在につながるビジネススタイルを自然に身に付けています。

 

論理的に考えること、事実を根拠とすること、文字で伝えること

 私が担当させていただいたのはこの分野。

 「論理的に考える」の中には、「意図の理解」「根拠は事実から」「言葉は相手が理解できるものから」を含みます。つまり、「自分の考えを、自分の感情を根拠に、自分の言葉で表現することから離れるトレーニング」です。

 これができるようになると、いろいろ楽になります。ビジネススキルやコミュニケーション能力も高まります。そうなると、辞める人も減るかな…と思います。

 おじさんたちの早期退職は増えるかもしれませんけど(笑)