55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

正解はないってどういうこと?

テーマ「多数決を使わず業務を進める」

 「正解はない」という言葉があります。

 「正解はない」と「頭」ではわかっても、「正解競争」で人生を送って来た世代には、難しいもの。

 しかし、正解を求める気持ち(無意識)が混乱を招くことも多いです。

◆目次

二分法は正解を求める発想になりやすい

優先するのは「経済」か「医療」か

 という問いの立て方が、すでに「正解を求めるもの」と言えます(笑)。

 それぞれのメリット・デメリットなどを掘り下げることはできます。

 しかし、その先にあるのは「多数決による選択」になりがち…。

 選択によって「正解」を決めようとしているんですね。

 

多数決が「正解」を導くとは限らない

 「優先するのはAかBか」という問いが成立するのは「AもBも正解」であることが前提

 「AもBも正解」であれば、わざわざ多数決で一つに絞る必要はないです。

 また「Aが正解、Bが不正解とわかっている状況」だと仮定しましょう。

 その時「多数決はAを選択する」でしょうか(笑)

 

多数決の先にあるものを

AもBも正解ならば

 並行して進める必要があります。

 優先順位、バランス、スケジュール、効果的な方法を考えて実施ですね。

 常に「次は○○」を意識しての状況判断になります。

 

よりよい解決方法を導く

 A、Bから新しい解決方法(C)を導き出すこともあります。

   システム思考、デザイン思考などを用いて課題そのものを見直すこともあります。

 いずれ、多数決に依存して思考停止にならないことが大切。

 対話の先にある「合意形成」が一つのゴールです。

 

多数決の先にある発想を妨げるもの

時間

 多数決のメリットは「短時間」で決まること。

 短時間で決定の誘惑に負け、考えることを辞めてしまうのです。

 また「正解・結論」を急かされることや、「即効性」を求められることも多いです。

 対話の時間なく「合意形成」だけを求められるのはしんどいですね。

 

正解を求める思考

 多数決は「主観的な決定方法」と言えます。

 主観ですから、個々の利害や悪意が反映されることがあります。

 それでも「多数決が正解」という観念は強いです。

 データに基づいたシュミレーションによる「未来予想」は、正解とみなされないようです(残念)

 

まとめ(正解のない課題に取り組む)

1、問いの立て方に注意

2、システム思考、デザイン思考などを活用する

3、未来予想は、データに基づいたシュミレーションから

4、対話による合意形成がひとつのゴール

 

 これはチームで課題解決に取り組む時に、最初に伝えること。

 「正解がない」「多数決が正解を導くとは限らない」で敵意をむき出しにする人が出てきます(笑)。この敵意をこえることが、最初の壁でした。

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