「みんな定年まで働くのに、何で私は定年まで働くことができなかったんだろう」(光浦靖子さん風に)
早期退職してみると、そんな思いにとらわれることもあります。
経済的には「定年」まで働いた方が全然楽です。
非正規でも良いのです。手持ち資金を崩さず暮らせれば良いのですから(笑)。
世の中は「減点法」に進んでいます。
特に「職員評価システム」が導入されてから、その傾向が顕著になったような気がします。「評価システム」がダメだったというわけではありません。
ただ、専門色の強いプロジェクト型業務は「トライ&エラー」を伴うものです。また「変化を求める人&変化を嫌う人」が存在する中で、変化を嫌う人の意識が顕在化されやすいです。
そういう状況で「風当り」が強くなるのは肌で感じました。
それが早期退職を考え、準備を始めたきっかけのような気がします。
今振り返ると、「あの時こうしておけば」と思うことはたくさんあります。
当時は、(わかっていても)できなかったですけどね。
しかし、早期退職した今なら「自分の生き方」と「こうしておけば」とを融合できそうです。
それだけの「余裕」「穏やかさ」が手元にあります。
これが「早期退職で得られた幸福」かもしれません。
「あの時こうしておけば」が「私にとってのもう一つの人生」です。
もう一つの人生の回収も考えつつ日々を送ろうと思う今日この頃です。