テーマ「早期退職の日々に」
勤め人からの早期退職。
このモデルは、「土日夕方6時からのTV番組」「投資やアフィリエイトのブログ」などから発信されています。
これは「成功者系」ですね(笑)。あとは、どうしているのでしょう。
◆目次
私の周囲の「早期退職パターン」は大きく3つ
①「転職」
他の企業に誘われたり、ステップアップを求めて中途採用に応募したりした人。
②「家業を継ぐ」
地方で多かったです。
③「介護・看護・病気」
家族の高齢化、若年性アルツハイマー発症などでの離職。
本人は「辞めたくない」、会社も「辞めて欲しくない」のですが、救済措置がないのです。日本社会の課題ですね。
早期退職に必要なのは「個人としての稼ぎ」を持つこと
サラリーマンにとって早期退職という決断は、ある意味で「自信」がないと難しいと思います。「自分は○○で稼げる」という自信ですね。
ただ、サラリーマンの給与は「個人の能力×所属した組織」で決まります。同じ能力であっても、その収入は「所属する企業」によって異なるという現実。
つまり「能力×所属=年収」という掛け算。
この数式から「所属」がなくなって無収入になります。
私の場合は、能力も「錆びついてはいない」けれど「カビははえている」状況(笑)
こうしたことを事前に理解し、「個人としての稼ぎを持つこと」が大切と思います。
そのために「稼ぐこと」を発信している人を「モデル」として見つけておくことですね。
今が昭和の終わり頃だったら…
消費税はまだありません(消費税は平成元年から)。
国民年金、国民健康保険は今よりずっと安かったです。
大学の初年度納入金は、国公立で約20万円、私大で約60万円。
学校の先生になると育英会の奨学金の返済は免除。
大卒初任給の平均は18~20万円。
120万円あれば、7人の乗りのミニバンが新車で買えました。
銀行金利は5%。5000万円預ければ利子250万円。
アーリーリタイアしやすい社会になれば良いのに
もし今が、昭和の終わりころであれば、早期退職生活はもっと楽ですね。
アーリーリタイアしたら「支援」「寄付」などで社会貢献しつつ、大学で「学び直し」ができます。また、アーリーリタイアが進めば、社会も企業も「新陳代謝」が進み、若手が活躍できます。
しかし、現代社会は、この逆です。
だから、早期退職の「モデル」が見つけにくいのかもしれません。
というわけで、モデルなき早期退職生活は「不安」です。
一方で、早期退職によって得た「自由」を満喫しています。
あとはのんびり「学びつつ稼ぐ」を模索したいと思います。