55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

早期退職生活に「モデル」はあるか??

 

テーマ「早期退職の日々に」

 勤め人からの早期退職。

 このモデルは、「土日夕方6時からのTV番組」「投資やアフィリエイトのブログ」などから発信されています。

 これは「成功者系」ですね(笑)。あとは、どうしているのでしょう。

 

◆目次

  

私の周囲の「早期退職パターン」は大きく3つ

①「転職」

 他の企業に誘われたり、ステップアップを求めて中途採用に応募したりした人。

②「家業を継ぐ」

 地方で多かったです。

③「介護・看護・病気」

 家族の高齢化、若年性アルツハイマー発症などでの離職。

 本人は「辞めたくない」、会社も「辞めて欲しくない」のですが、救済措置がないのです。日本社会の課題ですね。

 

早期退職に必要なのは「個人としての稼ぎ」を持つこと

 サラリーマンにとって早期退職という決断は、ある意味で「自信」がないと難しいと思います。「自分は○○で稼げる」という自信ですね。

 ただ、サラリーマンの給与は「個人の能力×所属した組織」で決まります。同じ能力であっても、その収入は「所属する企業」によって異なるという現実。

 つまり「能力×所属=年収」という掛け算。

 この数式から「所属」がなくなって無収入になります。

 私の場合は、能力も「錆びついてはいない」けれど「カビははえている」状況(笑)

 こうしたことを事前に理解し、「個人としての稼ぎを持つこと」が大切と思います。

 そのために「稼ぐこと」を発信している人を「モデル」として見つけておくことですね。

 

今が昭和の終わり頃だったら…

 消費税はまだありません(消費税は平成元年から)。

 国民年金国民健康保険は今よりずっと安かったです。

 大学の初年度納入金は、国公立で約20万円、私大で約60万円。

 学校の先生になると育英会奨学金の返済は免除。

 大卒初任給の平均は18~20万円。

 120万円あれば、7人の乗りのミニバンが新車で買えました。

 銀行金利は5%。5000万円預ければ利子250万円。

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アーリーリタイアしやすい社会になれば良いのに

 もし今が、昭和の終わりころであれば、早期退職生活はもっと楽ですね。

 アーリーリタイアしたら「支援」「寄付」などで社会貢献しつつ、大学で「学び直し」ができます。また、アーリーリタイアが進めば、社会も企業も「新陳代謝が進み、若手が活躍できます。

  しかし、現代社会は、この逆です。

 だから、早期退職の「モデル」が見つけにくいのかもしれません。

 

 というわけで、モデルなき早期退職生活は「不安」です。

 一方で、早期退職によって得た「自由」を満喫しています。

 あとはのんびり「学びつつ稼ぐ」を模索したいと思います。