テーマ「1人の時間を過ごす贅沢」
「マツコ会議」に芸人「ヒロシ」が登場し、ソロキャンプの様子を見た「マツコ」が「あれが幸福なんだそ!」と絶賛したとか…。
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◆目次
幸福学という学問によると
「幸福学」の提唱者は「前野隆司」さんです(慶應義塾大学大学院教授)。
前野さんは「幸福を4つの因子」で定義し、これがバランスよく満たされると幸せを感じると言います
①やってみよう(自己実現と成長)因子
②ありがとう (つながりと感謝)因子
③なんとかなる(前向きさと楽観性)因子
④ありのままに(独立と自分らしさ)因子
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周囲の人や自分自身が「4つの因子」を満たしているとします。すると、社会や組織の人間関係は良好になり、幸福度が高まるということです。ちなみに「感謝の因子」と「優しさ」とには高い相関性があるそうです。「優しさ」が「信頼」になるかならないかは、この相関性の有無かもしれません。
ソロキャンプで「自然」と向き合う
キャンプも、グループで行けば「他者との共存」が求められます。
一方で「ソロキャンプ」に「他者」は存在しません。求められるのは「自然との共存」。ヒロシのソロキャンプには以下の要素を感じます。
①自然の脅威に対してやってみよう
②自然の恵みに対してありがとう
③自然の脅威の前になんとかなる
④自然に対してありのままに
一人の時間を過ごす贅沢
退職と同時に、断捨離、引っ越し、そして新型コロナによる自粛生活に入りました。一言で言えば「他者(仕事)から解放」された状況です。
そして、他者(仕事)に代わりに、「時間」と向き合っています。ということは「時間」に対して「4つの因子」を満たすことが幸福実現になると言えます。
これを言い換えると「一人の時間を過ごす贅沢を味わうことが退職生活の幸福実現」になります。マツコがヒロシを絶賛した言葉ですね。
読書も映画も良いのですが、今、中学数学の学び直しがとても楽しいのは、数学に取り組む時間に「幸福の4因子」がつまっているからかもしれません。
一方で、旅行への意欲がなくなってきました。
それは本来「一人の時間という贅沢をもたらす旅」が、新型コロナによって「他者の存在と視線とを意識する空間」になってしまったからかもしれません。
そもそも、コロナ以前から日本には「不寛容な監視社会」という要素がありました(シノプティコン)。働いている時も、そういう視線に悩むことは多かったです。そこから解放された…ということかもしれません。
不寛容な監視社会から離れ一人の時間を過ごす。
今の私に、これ以上の贅沢はないような気がします。
そう思うと、ヒロシのソロキャンプを絶賛したマツコの気持ちがよくわかります(笑)。