正確には「七転び八起き」です。
しかし、早期退職した後の人生を考えるなら、転んだままもありと感じます。
◆早期退職後、どのような人生を送りたいか
早期退職してどんな暮らしをしたいかは個々だと思います。
私の場合、仕事を離れ、東京を離れ、知り合いのいない街に引っ越しました。
この間、こちらから動いたり連絡を取ったことはほぼありません。
良い意味で、早期退職したままの状態を維持しています。
◆いい意味で、人間関係の断捨離が進む
早期退職して、現役時代以上の何かを求めている人もいます。
そういう方は、過去の人間関係や人脈などを活用し、お仕事やお付き合いを続けています。これが「七転び八起き型」。
一方で、過去の仕事や人脈をリセットする方も。これが「七転び六起き型」。
私はこちら。ただ、「断捨離されたのは私」でもあるんですけどね(笑)。
そんな中、わざわざ連絡をくれる方が、本当に大事な人と思います。
◆俗世間の垢が抜け始めた?
世間の役に立っていない自分に、苛立ち不安になることもあります。
疎外感に苛まれることがないわけではありません。
しかし、それは、私個人の満足や思いを満たすだけの欲望に過ぎません。
貢献、やりがいなどで他者評価を求める気持ちも、まだどこかに残っているのでしょう。でも、それは仕方ないですね。大事なのは、そういう自分に気付くこと。
気付くことで、今の暮らしの快適さ、贅沢さに気付くことができます。
◆自然の近くで暮らすありがたさ
早期退職すると、ヒマじゃないですか? 寂しくないですか? が定番の質問になります。
この質問に対する「遠回りの答え」は、「自然を見ていると飽きません」です。
沖縄時代の休日は、カフェで一日海を眺めていました。海の色は、時間によって変化します。この変化は、一日見ていても飽きません。今は、山です。山の色の変化、雲のかかり方とその日の天気を観察していると、飽きません。
現役時代よりもお仕事で頑張る暮らしもありです(七転び八起き型)
しかし、人との関りを最小限にし、散歩で太陽を浴び、風を感じ、部屋から自然を眺める暮らしもあります(七転び六起き型)。
私は後者。起き上がることなく、このまま寝て暮らそうと思う今日この頃です。