55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

松本生活×電気料金の推移(退職生活の生活費)

 今年5月末から暮らし始めて4か月経過しました。

 ここまでの電気料金を振り返ってみます。

 

電気料金の推移

 6月 2,401円

 7月 3,666円(エアコン稼働 月の半分くらい)

 8月 3,512円(エアコン稼働 月の半分くらい) 

    9月 2,497円

 

通常生活での基本線

    電気料金は「2,500円/月」というのが、暮らしの基本線ですね。

  引っ越してすぐ、30A契約(基本料金858円)に変更しています。

  この夏のエアコン稼働は30日程度=約2,200円という感じです。

 

さらなる節約の余地はあるか

    カテエネ(中部電力HP)の情報によると、先月よりも節約度は上がっています。

    同じような世帯の「消費電力ランキング」で、27位から20位に上がりました(笑)。

    消費電力は、やはり「冷蔵庫」が一番大きく、1,000円/月。

 冷蔵庫の使用を辞めるのが最大の節約になります。しかし、5日に1回の買い出しで済ませるには冷蔵庫は必須なわけで、これを如何せんですね。

 

太陽光発電×バッテリーを導入する?

 移住にあたり「南向きの部屋×太陽光パネル」という構想はありました。

 初期投資は6万円ほど。これでPC周辺をまかなうという計画。

    リモート体制なので、PC複数、i-pad、モニター2台、スピーカーなど結構な機材が必要になっています。しかし、電気代は思ったよりかかっていません。

    これは、もう少し検討ですね。投資額に見合わないかもしれません。

 

その他の公共料金

 ガスは、1,000円

 水道は、2,500円(上下水道の平均)

    電気は、2,500円

    合計で、6,000円というのが、「松本暮らし×水道光熱費」のベースのようです。

    これに、夏・冬のエアコン稼働がプラスになる。

    年間では「72,000円+α」なので、10万円以内で収まるとうれしい感じですね。

 

 太陽光発電か、断熱窓にリフォームするか、冬を越してから考えます。

    そのためにも、まず稼がないとと思う今日この頃です。       

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                                                  そろそろカキフライ

テレビなし生活4か月

 松本移住をきっかけに、テレビなし生活を選択しました。

 某国営放送も解約し、身軽になって引っ越ししました。

 気付いたことはいろいろあります。

 

テレビに時間を拘束されない

 見たいドラマがあると、その時間はテレビの前に座ることになります。

 昔々、月曜の9時になると、渋谷から若者が消えることもありました。

 (「東京ラブストーリー」の時代 リカとカンチの物語です)

 生まれた時からそういう生活でしたから、疑問を持つこともなく過ごしてきました。

 しかし、テレビなし生活をしてみると、今までいかにテレビに時間を奪われていたか。自由を拘束されていたかがわかりました。

 

夜の時間の変化

 夜7時以降が「テレビの時間」ですよね(笑)

 バラエティ、ドラマ、ニュースなど、今日は何あるのか、面白そうか…とチャンネルを回すことが日常でした。ですから、テレビなし生活の初期は、夜の時間が手持ち無沙汰になります。

 しかし、この時間が「読書」「原稿書き」に変わってきました。

 さもなくば「寝る」です。夜7時に寝るなんて、最高の贅沢っすね。

 

「無料×ネット」でテレビは楽しめる

 いわゆる「見逃し配信」ですね。

 少し前のドラマの「再放送(再配信?)」もあったりします。しかも、信州に住みながら「テレビ東京」も見ることができる。

 深夜ドラマである「東京放置食堂」を、早朝に見るのも悪くない。

 見たい気分の時に見ることができるのが、とても楽。

 

お仕事×原稿を書きながら、ドラマを「ながら視聴」する

 というわけで、「テレビなし生活」ですが「番組」は見ています。

 ちなみに、信州で暮らしていても「FM東京」を聴くことはできます(笑)。作業中、「誰かに話したかったこと」(山崎怜奈さん)を流すことも多いです。ゲストとの対談が面白いですね。

 そんなわけで、テレビに時間を拘束されることなく、自由に番組を楽しんでいます。

 もう少し踏み込んで言えば、テレビから解放されたおかげで、「時間を自分のものにすること」ができました。おかげで、今月の「とんでもない量のお仕事」を、昨日までに終えることができました。

 「ながら視聴」で、仕事の効率も上がり、好きなドラマを見ることもできました。

 

 「早期退職して、寂しくない? 暇じゃない? どうしているの?」という定番の質問に対しては、そうでもない…と答えています。むしろ、今まで持っていたものを「手放すこと」で、本当の自由がやって来るようです。

 そんな心情の変化に気付いた、早期退職1年6カ月目です。

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早期退職1年半のふりかえり(早期退職してよかったこと)

 早期退職して、組織を離れ、無職となり、個人で業務委託契約をしてお仕事をもらうようになりました。そうすると、「現役時代×組織に所属」していた頃は理解できなかったことが、体感としてわかるようになりました。

 

プロ野球選手の「最初に声をかけてくれた球団に移籍する

 FAや、ちょっと理不尽な自由契約になった選手がこう言います。

 複数の球団から話がかかるなら、「プロ」ですから、年俸や待遇が一番良い所を選んでもいいと思うのです。ちなみに、公務では「入札方式」ですから、役所にとって一番いいところ=価格が安い所を選びます。同じ理屈です。

 しかし、「最初に声をかけてくれた人を選ぶ=感謝する」ということが、組織から離れると、身に染みてわかります(笑)。

 お金で決めるのは「契約」=「評価」

 順番で決めるのは「約束」=「信頼」と、しみじみ思う日々です。

 

他者の幸福を導くためには、まず自分の幸福を

 昭和生まれには、自分の幸福を抑制する価値観があります。

 自己犠牲が優先。あんまり、喜びを表に出してはいけないんです。

 公務員時代、市民の方々のご意見を伺っていると、私たちが不幸になることが市民の幸福なんだな…と思い詰める場面も少なくありませんでした。

 というわけで、「笑顔=不謹慎」「他者の幸福⇒自分の幸福」という発想で固まっていた部分もあります。

 で、個人になって、自分の幸福を大事にする「罪悪感」が少しずつ和らいできまいした。

 

収入があると

 「勤め人×月給」の頃は、「ストレスに耐えることも給与のうち」という意識がありました。そういう意味で、お金は「自分のため」に使うことが多かったです。

 今は「個人×お仕事した分」です。自分で稼いだお金なのですが、それ以上に「お仕事をいただいた、声をかけていただいた」ことへの感謝が大きいです。

 そういうわけで、最近は、昔関わっていた「子育て×教育」で頑張っている個人・団体に寄付することが増えました(金額は小さいですが)

 

これも早期退職してよかったことですね

 「昭和の価値観×組織人×公務員」は、「耐えること×自己犠牲=徳を積むこと」という価値観で育った世代で、「自分の幸福=罪」という意識がありました。

 自分が幸福になることが「利己主義・エゴイズム」なんですね。

 「みんなが幸福にならないと個人は幸福になれない」「諸悪の根源は家庭の幸福」なんです(笑)。そういう価値観に、無意識に縛られていたと思います。

 個人になった今、いい意味で「自分の幸福×自分の機嫌を取ることの大切さ」を素直に実感できます。

 早期退職による経済的な不安、モノからヒトまで断捨離した孤独などの「負の感情」が消えるわけでありません。しかし、「自分の幸福を望んでよい」という気持ちが、不安を上書きしてくれることも増えました。

 

 というわけで、来月のお仕事も入りました。

 1年半経過して、やっと前に進み始めたと感じる今日この頃です。

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なぜ人を殺してはいけないか(高校生との対話の前に)

 少し前から「哲学対話」にようなものが流行っています。

 「なぜ人を殺してはいけないか」も、その一つ。

 高校生からの質問にも、同様のテーマがありました。

 

現場では

 福祉系部署で出会うのは「薬物中毒」「アルコール依存症」の問題。

 教育系部署で出会うのは「未成年の喫煙・飲酒・違法薬物」の問題。

 そこで必ず聞かれるのは「なぜ~はいけないのか。」

 子供が飲酒・喫煙で処分されたことに不満な保護者への対応として「常識的にも法的にもダメだから」では通用しない。なぜなら、保護者も対応している職員も成人前に嗜まれているから(笑)。そこで、お酒もたばこもダメな私が呼び出されるという(泣)

 

ある方から学んだこと 

 人間は、自分で考え、決定し、行動する生き物です。

 そこに自由があり、理性があり、人間存在の本質があります。

 しかし「覚せい剤」は、人間から考えること、理性、自由を奪い、人間の本質を喪失させる存在です。

 もちろん、人間ですから、覚せい剤を使用しても「考え・決定・行動すること」はできます。ただし、中毒になると、「考えることは、覚せい剤を使うことだけ」「行動することは、覚せい剤を手に入れることだけ」になります。

 人間は、考えることで自己の主体性を維持しています。

 しかし、中毒になると、覚せい剤が主体となり、自己はその付属品になります。

 だから、ダメにしているのです。

 

「なぜ~してはいけないか」には、↑のように返事しています

 そうすると、処分・入院・治療に納得できない人や、その家族と対話に入ることができました。

 規則の理由に気づいてくれた方も多いです。本人・ご家族が「困っていること」を吐露し始めることもありました。

 とは言え、要約すれば「人間じゃなくなるから」なわけで、言われたご本人は「今おまえは人間ではない」と言われているわけで、決して穏やかな考え方・言葉ではありません。

 

ゴシップ系週刊誌が狙うのは、人間でなくなった瞬間

 芸能人のスキャンダルは「恋愛・飲酒・薬物」が三大テーマ。

 なぜかと言うと、それは「いけないこと」だからという建前になっていますが、

おそらく本音は「そのことしか考えていないのでスキがあり、撮りやすい」から。

 写真に撮られるのは「手をつないでいる」「飲んでいる」「テーブルに置いている」瞬間。つまり、「そのことしか考えられていない瞬間=芸能人・社会人でなくなった瞬間=無防備な瞬間」なんですね。

 

なぜ人を殺してはいけないか

 上記の内容から、高校生の質問に答えてみようと思います。

 ちなみに、「憎しみ」という感情も、「そのことしか考えられなくする存在」です。

 思考を奪うんですね。

 そういうことです。

 

 

久しぶりに散歩に出る

 天気が悪い日が続いたこと、快晴の日は世間の祝日で外出する気にならなかったこと、仕事を進めるため…と理由をつけて、散歩をサボっていました。

 

心身の不調が…

 1日10時間近くPCに向かっています。

 どうなったかと言うと、両腕とも肩より上にあがらなくなりました。

 いわゆる50肩に近いモノ。

 昨日は、とうとう痛みでフライパンを持つのも苦痛となりました。

 

治し方

 散歩です。1時間以上歩き続けること。

 以前も散歩で治しました。

 歩く際、腕を振ることを意識するのがポイント。

 要するに、「歩くこと」で「腕を動かす」のですね。

 

腕が上がるようになりました

 まだ、少し痛みは残っていますが、肩より上に動かせます。

 フライパンを持っても、大丈夫です。

 運動不足って、こういうことなんですね(笑)。

 とにかく、「座ったまま×キーボードを打ち続ける」ですから、思ったよりも身体はバキバキに固まっていたようです。

 

明日は少し晴れるようなので

 もう少し歩きます。縄手通りから松本駅松本城コースかな。

 ちなみに、久しぶりの散歩だったせいか、足に疲れを感じます。

 散歩で上半身は元気になったのですが、下半身はボロボロですね。

 並行した仕事の1つが片付いたので、気持ちに余裕も生まれました。

 

 というわけで、今晩は久しぶりに早めに寝ます。

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早期退職者が高校生と対話する?!

 という危険な企画がやってきました。

 

早期退職した人間が高校生と何をしゃべるのか

 いわゆる「講演」ではないです。

 「高校生5~20人」対「私1人」。

 内容は、公務員のお仕事とか、プロジェクト学習のこととか、広く「進路」と言われるものですね。お金のことなども含まれます。

 一応、質問事項などが届いたんですけど、そういう内容ですね。

 

ZOOMか、対面か…

 私はZOOMが良いのですが、できれば来てほしいという…。

 当日は、私以外にもゲストがいるのですが、多くはZOOM希望。で、ワクチン2回接種済みの私にはできれば来てほしいそうです。

 ただ「公立高校で出せる旅費」はよくわかっているつもりです。たぶん赤字(笑)。

 公的機関からの依頼に対する「経費・謝金」には、細かい規定があります。

 まず、基本給(笑)は、学歴・社会的立場によって決まります。「国内大学の博士課程卒業×大学教授・一部上場企業のトップ」が最高額。私の場合は「無職」なので基本給がガクッと下がります(笑)

 交通費は、高速道路を使った場合も、特急「あずさ」を使った場合も「領収書」必須。「ETCとネット予約」のご時世に面倒ですね。

 先ほどメールで記入書式が届いたのですが、これ「民間の人」が見たら、記入事項の多さと謝金の少なさに怒ると思います。実際、公務員時代に「お怒り」をいただたこともあります。

 で、いつからこんなことになったのかというと「市民による監視と情報公開」から。もちろん、それを否定するつもりはありません。ただ「営利事業ではない」とは言え、ここまで削るのは「世間の相場」に反し、「学歴で謝金が決まる」ってのはこれからの時代の価値観としてどうなんでしょうね。こういう規定を求めたのは「市民団体」なんですけど。

 今回の場合、学校の授業なので1コマ50分。つまり「休み時間10分と税金10%」は謝金から引かれます(笑)。2コマで5,000円くらいでしょう。

 

プロジェクトの成否は何で決まるのか?(脱線してすいません。話を戻します)

 哲学に「最高善」という言葉あります。

 大学・学部・職業の選択は「好き」「興味」が始まりです。ただし、ここから「社会の課題解決」「人々の幸福の実現」「知の創造」に結びついていくことが重要。とは言え、基本的には「自分のため」で良いのですが、「自分の幸福が、他者の幸福を導くこと」が大事。「自分の幸福のために、他者の幸福を奪うこと」はいけないこと。

 それが「市民性(シティズンシップ)」「公共性」なんですね。

 現代の最高善は、これに近い価値観ではないかと思っています。

 で、プロジェクトの成否は、最高善の意識の有無に左右されます。

 

「みんな○○すべき」では解決しない

 たとえば、貧困に対するセーフティネットはいろいろあります。にも関わらず、解決するどころか、格差は開く一方です。

 いろいろな考え方はありますが、私の場合は「貧困を解決する社会システム」よりも「貧困を生み出す社会システム」の方が強いから…という仮説でスタートします。

 要するに「貧困を生み出す社会システム」の分析から入るのです。その時「貧困が解決した社会とはどういうものか」ということも一緒に考えてもらいます。

 誰かのせいにしても、個人の責任にしても、社会課題は解決しないのです(笑)。

 

 ということを高校生に伝えつつ、志望理由書などのアドバイスをしているのですが、

それを、学校でやるのか…。不安におびえる今日この頃です。

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9月の振り返り(早期退職1年半経過)

 今月で1年半。

 意外と、あっという間です。

 

今月は本当に引きこもり

 「サイトウキネン・オーケストラ」の公演がキャンセルになりました。

 「デュトワ×サイトウキネン×フランスモノ・ストラヴィンスキー」を、自宅から歩いて聴きに行く予定でしたが、さすがに中止。チケットは払い戻し。

 演奏会の配信を見て、そこから「小澤征爾×サイトウキネン」のドキュメンタリーをいくつか見ました。

 

キーワードは「答え合わせ」

 遠藤周作さんの作品が好きで、ここから学ぶことがたくさんありました。 

 遠藤周作さんは「日本人はキリスト教を本当に理解しているのか」「日本人は西洋を理解できるのか」というテーマを生涯の宿題としていました。

 小澤征爾さんもそうなんですね。「僕の人生は、日本人が西洋音楽を演奏することができるのかを証明するための実験」とありました。

 「日本人が西洋音楽を理解することができるのか」という問いを抱えた小澤さんにとって、「サイトウキネンオーケストラ」は、「その答え合わせ…ではなかったのか」とふと思いました。遠藤周作さんの「海と毒薬」「沈黙」にはじまる純文学作品も、「世間に問う」というより、「自分への答え合わせ」ではなかったのかと。

 

今月、いろいろ思うのは…

 今月は、なんだかどっさりお仕事をいただき、長時間PCに向かう日々です。

 そんな中、なぜか、過去のいろいろな記憶がよみがえってきます。

 それと同時に、心の奥底から「早期退職してよかったのか」「早期退職は正解だったのか」という問いが聞こえてきます。現役時代のことを思い出して、「あの時は、あれでよかったのか?」と忸怩たる思いを抱えることもあります。

 私も「人生の答え合わせ」の季節にはいったようです。

  

現役時代×早期退職の「答え合わせ」

 早期退職してよかったのか…、移住先は松本でよかったのか…、人間関係を断捨離して…と、いろいろ思うことはあります。俗にいう「正解のない問い」です。

 正解はないので、延々悩むことになります。これは、メンタル的に結構キツイです。

 しかし、御縁があってお仕事をいただけるようになり、2月からは微々たるものですが毎月収入のある生活になりました。

 贅沢はできませんが、経済的には少し余裕が生まれます。

 お仕事の内容も、一部、現役時代の取り組みの延長線上にあるもので、ふり返りつつ進めることも少なくありません。

 そんな中、「あれでよかったのか」という思いに、少し肯定的になってきました。

 

 大きな決断をして時間が経つと、ある日突然「答え合わせモード」に入るようです。

 今、それです(笑)。

 答え合わせの内容は、おいおい。

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