55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

肉を美味しく焼くにはどうしたらいいのか

テーマ「手抜き調理でお肉をおいしく」

 「美味しんぼ」の連載スタートは1983年(昭和58年)。リアルタイムで読んでいた世代なので、結構影響を受けました。「ステーキ」などの「かたまり肉の魅力」を知ったのはこの作品から。今でも、無性に「ステーキ」「スペアリブ」が食べたくなる時があります。そんな私にとって沖縄時代は天国でした…「ソーキ」「ラフティー」「てびち」「チキンの天ぷら・唐揚げ」三昧の日々でしたから(遠い目)。

 ただ「かたまり肉」は外食だと結構なお値段になります。自分で作りたいですね。

 

◆目次

一般的なセオリーでは上手くいかない時も…

◆強火で外側を焼いて肉汁を閉じ込める

 これが「一般的なセオリー」だと思います。

 ただ、意外と難しい方法でもあります。外側を焼いたあと、内側まで火を通すための火力・時間にコツがあるようで、失敗すると「焦げる」「ぱさぱさになる」「肉が縮む」などの悲劇に見舞われます。

 

◆肉をおいしくするためには「余分な油」を落とすことが大事

 これ「美味しんぼ」の言葉。確かにそのとおり。

 でも「外側を焼いて肉汁を閉じ込める」と、「余分な油」を落とすのは難しいような気が…。

 

料理下手の失敗パターン

◆「火を入れることで肉が縮む」

 これは「焼く以外の方法」でも同じこと。例えば

 ①鍋に「水」と「鳥の胸肉」を入れる

 ②蓋をして中火で煮る

 ③沸騰直前に火を止めて放置(余熱の利用)

 ④20分くらいで完成(サラダチキンなどでどうぞ)

 という方法があります。同じことは電子レンジでも可能です。ただし縮みます。味が抜けてしまうのです。

 「焼く前」に筋切りをしたり、粉を振ったりしても同様。下ごしらえの問題ではなく、やはり焼き方なんですね。

 

最近の焼き方

◆「弱火で30分以上かけてじっくり火を通す」

 美味しんぼ的セオリー」の全く逆です。

 ただ、肉が縮みません。はまると「ふっくら」します。

 

◆鳥の胸肉を例にするとこんな感じ 

 ①フライパンに胸肉を置く

 ②弱火で焼く 

 ・我が家はビルトインの「IH」です。

 「保温~1~9の10段階」の「2」で焼きます。

 ③そのまま30分放置する

 ・鶏肉でも豚の三枚肉でも「皮側」から焼きます。

 ・放置なので、肉には一切触れません

 ④30分放置したらひっくり返す

 ・反対側を焼きます。火力はそのまま。時間は約10分。

 ・肉が薄めの時や、火の通りが良い時は、火を止めて「余熱」でもOK。

 ⑤完成

 ・ここまでの行程、原則として「フタ」はしません。

 ・上手くいった時は「ジューシー」かつ「ふっくら」仕上がります。

 

◆下は「豚バラのかたまり肉」をフライパンにおいて5分後の状況

 余分な油が熱で溶けて出てきたところです。

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◆30分火を通してひっくり返すとこんな焼き目がついています

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 ・縦横は多少縮んでいますが、全体には肉が膨らんで高さが増しています。 

まとめ

 ①原型に近いサイズで完成する

 ・正確には多少縮んではいるでしょうけど、違和感はありません。

 ②調理が楽

 ・ひっくり返す以外、肉にさわらないので、タイマー掛けて待つだけ。

 ③食後のもたれが少ない

 ・食べている時も「脂っこさ」を感じません。

 

 合言葉は「放置してても肉は育つ」です。

 パサパサになりがちな鶏胸肉をジューシーに頂けるのが一番。

 良い意味での手抜き料理で、健康と節約とを楽しみたいと思います。 

退職生活5カ月目の振り返り(2020.08)

テーマ「少し解放感を感じる今日この頃」

 少しずつ「仕事のない暮らし」「誰にも会わない暮らし」「毎日が日曜日」を楽しむことができるようになってきました。

 当初は、焦燥感、罪悪感、不安感に満ちた日々でした。もちろん、これらの「負の感情」が解消したわけではありません。しかし、退職・転居に伴う手続き、税金等の納付が終わり「退職生活の経費」が見えてきました。となると、闇雲に節約をするのではなく、全体像を把握した上でのお金の使い方ができます。そのあたりから、心の中に、いままでなかった余裕が生まれてきました。 

 

◆目次

8月に各種手続き・納付が終わる

◆大きく3つ

 ・引っ越しに伴うもの

 ・退職に伴うもの

 ・年金、健康保険、税金関係

 申請許可書類、納付書などが届くまで意外と時間がかかりました。しかし、8月に必要なお金を全額納付し、手続きが完了すると、今まで不安だった「退職生活の経費」がだいたいわかってきました。

 

退職生活の経費

◆大きく3つ

 ・生活費(食費、ガソリン代、通信費など)

 ・家賃等(家賃、駐車場、水道光熱費など)

 ・税金等(年金、国民健康保険地方税自動車税自動車保険など)

◆それぞれの概算(1か月)

 ・生活費:5~6万円

 ・家賃等:6~7万円

 ・税金等:5万円

◆1か月の総額

 ・総額16~18万円

 

生活経費がわかると漠然とした不安がなくなってくる

 あとは「健康で文化的なビンボー生活」の実現に向かうのみです(笑)。

 生活圏内のスーパーの特売日、品目ごとの品質・価格差から、「安くて美味しいもの」「買いだめできるもの」「ちょっとした贅沢」の使い分けをしています。また、「自宅でおいしいコーヒーを淹れる」「糖質カットご飯を炊く」「なんちゃって断食」などを試みています。こうした生活の知恵で、健康と節約を進めるのはなかなか楽しいです。

 また、生活費の総額がわかったので、その中で「文化的な生活」もと思います。例えば「旅行」。車の燃費がわかったので「ガソリン代+宿泊割引」で計算し、予算の範囲内で出かけたいと思います。

 

日々の暮らしは

 あまり褒められたものではありません。

 「こころ」(夏目漱石)の「K」から「向上心のないものは馬鹿だ」と言って軽蔑されるような堕落した日々です。生産性も社会貢献も一切ありません。

 むしろ、そういう「義務感」から積極的に距離を取るというか、離れても良いことを自分に許可できるようになりました。職業・年齢・立場などの「抑圧」から少し解放されたのかもしれません。少しずつ「楽」になってきました。

今は、料理を中心に「家事」を楽しむ日々です。そこには論理も合理性もありません。論理も合理性もないので、非難も失敗もありません。「節約・清潔・美味」を維持するだけ。

 これを「清貧」というのかもしれません。であれば、とても幸福な状況だと思います。

 

 明日は、マイナポイントの申請を済ませてきます。

「フィット・ハイブリッド」は無給油でどこまで走れるか

テーマ「ハイブリッド車の性能を試してみる」

 この4月、数年ぶりに自家用車を購入しました。

 「フィット3」(ハイブリッド)の中古です。

 私にとって初めてのハイブリッド車、購入理由は燃費が良いこと。しかし、周囲のハイブリッド車オーナーに聞くと「燃費はそんなに変わらない」という返事ばかり。

 で、試してみることにしました。

ルート

◆目的地:宮城県気仙沼市

◆ルート:往路「関東近郊~国道6号線北上~気仙沼市(泊)」

     復路「気仙沼市鳴子温泉国道13号線南下(米沢~喜多方~会津)~

        日光~関東近郊」

◆条件 :すべて一般道のみ(高速・有料道路は使用しない)

◆久しぶりのロングドライブ、考慮したのは以下のこと

 ①安全を優先し、土地勘があるルートで。

 ②コロナ対策は、途中コンビニなどに立ち寄らず、下車せず、人と接せず。

 ③楽しみは「鳴子温泉」での入浴だけ。

    

今回の結果

・走行距離「927.3㎞」

・平均燃費「32.4㎞/ℓ」

・消費燃料「約29ℓ」

・燃料経費「約3340円(116円/ℓ)」

・計算では「無給油で1250㎞」が可能 

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 ちなみに、数年前まで乗っていた「フィット2(ガソリン車)」の燃費は、良い時でこんな感じ。

 ・市街地「15ℓ/㎞」

 ・ロングドライブ「20ℓ/㎞」

というわけで、ハイブリッド車の燃費はガソリン車より「+10㎞/ℓ」となります。

 

初日

◆走行距離「438.5㎞」、平均燃費「33.0㎞/ℓ」 

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◆朝7時:自宅(関東近郊)出発~国道6号線を北上~17時に気仙沼到着(泊)

 途中、福島第一原発付近の帰宅困難区域を通過した時は、何とも言えない気持ちになりました。震災後、何度か来ていますが、全く時間が進んでいません。地震津波で壊れたままの建物が続きます。一時帰宅の時、少し手を入れたと思われる家屋はありましたが…。また汚染土なのでしょうか、たくさんの黒い袋が置かれているのを目にしました。他にもいろいろ不思議なこと、疑問を感じることがたくさんありました。

 

二日目

①朝7時にホテル出発~気仙沼市街・気仙沼港を巡る

 震災から10年近く経ちますが、いろいろまだまだですね。唐桑には、マンション形式の復興住宅と東京資本の大型店舗が立ち並んでいましたが、空き地の方が多いように感じました。唐桑は、津波が襲い、大型船が流れ着き、夜は火災で焼け落ちた場所です。元々は住宅街だったのですが…。

 ただ、三陸自動車道や復興関係の工事は続いていて、国道には大型ダンプが走り、ホテルは長期滞在の工事関係者で混雑していました。そもそも震災前、気仙沼にはこんなにたくさんホテルはなかったのに…。

 一方で港は静かでした。気仙沼は港町です。その周辺の整備がまだ進まず、観光用のハコモノだけが目立つ風景は、それはそれで大切なのですが心配にはなりました。新型コロナが落ち着いたら、ゆっくりと滞在して町おこしを応援し、カツオ・まぐろ・秋刀魚などを味わいたいと思います。 

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鳴子温泉に立ち寄って温泉につかる

 鳴子のお湯は「皮膚」に効くのはご存じでしょうか。アトピー治療のために長期間湯治滞在する人もいます。

 で、今回は「滝の湯」。小さな日帰り温泉。料金は200円。幸い、私一人でしたのでゆっくりつかることができました。屋内には、白濁したお湯に満ちた2つの浴槽があり、1つはぬるめで長時間つかることが可能。わき腹に湿疹があったのですが、滝の湯効果でおさまってきています。 

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③後は帰宅のみ

 鳴子からは、松尾芭蕉が歩いた「奥の細道ルート」で山形に出ます。銀山温泉の横を通過して国道13号線に出たら後は南下。天童~山形~上山~高畠~米沢と進んで山形に別れを告げ、峠越えして喜多方に出て、会津若松から日光街道を下って自宅を目指します。

 帰宅は夕方6時。ナイター中継に間に合いました(笑)。

 

まとめ

気仙沼往復のガソリン代は「約3500円」

・JR新幹線利用だと「往復2万円以上」

②無給油で1000㎞は不可能ではない。

・西に向かうと「錦帯橋」が1000㎞、「出雲大社尾道」で800㎞(一般道)

③体力的には1日400~450㎞ドライブできる(一般道)。

 ・時間にすると10時間なので、高速利用なら1日800㎞くらい?

 

 というわけで「フィット3・ハイブリッド」の燃費は、

 「フィット2・ガソリン」と比較すると「+10㎞/ℓ」という結果になりました。

 これなら、ハイブリッド車購入でも元がとれそうです。

 

エアコンの異臭対策とその結果

テーマ「冷房16度の連続運転で本当に異臭はなくなるのか」

 ネット上には「エアコンの異臭対策」がいくつかあります。

 その中に「冷房16度の連続運転で解決」があります。

 早速実行してみました。

はじまりは…

 6月下旬ころから、部屋に異臭が漂うようになりました。

 防臭剤を新しくしても効果がありません。

 異臭が強いのがクローゼットだったので、抗菌スプレーを使いましたが効果なし。

 キッチンの殺菌もしましたがこれも違う。

 やっとわかった原因は「エアコン」。ここから出てくる空気が、異臭と同じでした。

 

「におい除去」を使ってみましたが…

 エアコンが停止した状態で、「におい除去ボタン」を3秒押すと稼働します。

 「におい除去」は20分ほど続きます。部屋の換気を兼ねて実施しました。

 動作が終わると異臭はしなくなりました。エアコンから出てくる空気は正常です。

 しかしこの効果は一時的。1日経つとまた異臭が…

 翌日「におい除去」を2回連続で行いましたが、それでも異臭は復活します。

 で、ネットで検索してみると、ある解決策に出会いました。それは…

 

ネットで見つけたエアコン異臭対策

 ↓これです↓ 

faq01.mitsubishielectric.co.jp

 メーカーは違うのですが、同じ方法で試してみました。

 1、設定は「冷房×16度」

 2、「1の設定で1時間稼働×部屋の換気」

 電気代が気になりますが、スプレーを買ったり、業者に依頼することを考えれば、それよりは安価になるはず。

 

かなり効果的でした

 ただし、数日するとまた異臭は復活します。そこで、この方法を繰り返しました。

結果、徐々に異臭は弱くなっています。現在はほぼしません。

 わかってきたのは「湿度」との関係性。

 ・「6月はほぼ毎日雨」×「外の湿度は70%以上」→異臭は6月下旬から

 ・「におい除去」「冷房16度」をしても異臭が復活する→湿度の高い日。

 というわけで、異臭対策は

 「湿度の低い早朝の涼しい時間に換気しながら」

 「除湿器の併用」がよろしいようです。

 

 賃貸暮らしには、マイホームとはまた違う気遣いが必要。

 次の人のことを考えて使うことですね。

 ここでどれくらいの日々を過ごすことになるかはわかりませんが「快適×きれい」に使いたいと思っています。

若者が仕事を辞めていく理由(その2)

テーマ「若者の優秀さはどこに?」

 私たちの世代は、飲み会で仕事や人間関係を学びました。その中には「銀座のマナー」「料亭の使い方」も。一日は、職場のちょっとした清掃・整理整頓や雑用からスタート。もちろん始業時間前(笑)。歓迎会・忘年会・慰安旅行への参加も仕事のうちという時代です。

 旧財閥系大手金融機関から内定をもらった同級生は体育会系女子運動部の出身。お仕事は、外勤の男性社員と一緒に外回りをして笑顔をふりまき、相手のご機嫌を取ること。バブル時代はそんな接待要員採用枠もありました。そういうことが「優秀」という評価の一部だったのです。

 

◆オジサンたちが社会人としてのあり方を学んだのは「夜」だった

 オジサンはこの価値観の中にいます。そして「つきあい」「接待」の優秀さで出世していく人もいます(それを否定はしません。そういうところで見える能力・心遣い・人柄は、昼の仕事の優秀さにつながることも多いですから)。というわけで、若手が入ってくると、OJTの一環として飲みに行こうとします。

 しかし、これ「業務時間外」なのです。

 オジサンは「業務時間外」の働き方も評価対象でした。「忠誠心」です。そこには「自己犠牲」が伴っているのですが、「業務時間+業務時間外」=「仕事の仕組み(ルーティン)」になっているので、「社会人ってのはこーゆーものなんだ」と素直に受け入れてしまった部分があります。

 働き方改革は、業務時間内に仕事や人間関係を教えること、学べること、そういう職場組織・環境に変えていくことからと感じます。

 

◆オジサンたちにとって「出世」とは何か

 オジサンは、みんな出世したいわけではありません。

 上の世代に比べれば「小市民」で、家族や自分の時間を大切にしたい方です。

 それでも、若い日には「上の世代への不満」「社会への批判的精神」「理想」を語っていました。その時、上の世代から学んだのは「自分の理想を実現したいなら、偉くなるしかない」です。つまり「より良い未来」「理想社会の実現」のため、「それなりの地位・立場に就くこと」を志したのです。

 やがて「自分の理想の実現」が可能な「地位・立場」に就きます。しかし、その時「時代は変わり、価値観が異なり、元号も変わって」いました。当然ながら「昭和・平成の常識は、令和の非常識」。若き日に抱いた理想は、すでに時代と社会から乖離していたのです。

 ここで、出世したオジサンは二つのタイプにわかれます

 ・自己の理想の実現を目指し、リーダーシップを発揮する人

 ・時代の変化を読み取り、若手に任せて後方支援(サーバントリーダーシップ)に回る人

 前者はパワハラ・オジサンになり、後者は自分の理想を胸にしまいます。

 

◆オジサンの末路

 オジサンたちは「自分の理想」から離れられない部分があります。それを支えに頑張ってきたわけですから。また、同世代間では「自分の理想はみんなの理想」「自分の怒りは市民の義憤」です。

 しかし、世代が変われば「それはあなた個人の理想」「個人の理想を仕事に持ち込まないで欲しい」という客観的な批判の対象になります。

 それが「昭和の価値観=封建的な言動」を伴うと「パワハラ」です。「利己的」「部下に自己犠牲を強いる」がオジサンの評価になります。

 

◆若者の理想

 若者を「個人主義だ」と批判するオジサンもいます。

 しかし、若者は「自分の幸福を実現するため」に大学で学び、就職しているのではありません。

 若者は「自分以外の人の幸福の実現」を理想として学びを進め就職します。「よりよい未来の創造」をテーマに学び、「公共の価値観」を大切にしています。そういう人が、高校・大学の受験、就職試験で勝ち残っているのです。

 一方でオジサンは「過去の経験」に引きずられ、「個人の幸福」を求めています。

 オジサンは「過去と個人」、若者は「未来と公共」。ここに世代の壁があります。

 オジサンが、こうした傾向に気付き、若者の知識・経験・学び・能力・人柄を活用することができれば、若者は「課題発見とその創造的解決」に秀でた「即戦力」です。若者は「会社や上司のための自己犠牲」には懐疑的ですが、「公共の目的実現・課題解決のための創造的労働」には全力を尽くしてくれます。

 そういう職場環境だと辞めないみたいです。

 ただ、若手と上司との間で板挟みになって退職するオジサンが出る可能性がありますが(笑)

 

 

 現在はオジサンとなっている人々も、「自己犠牲」は本意ではなかったはず。

 でも、それを言葉にすることは許されない時代でした。

 そんなオジサンが実現できなかった理想社会は、若者が実現してくれそうです。

 若者に託すことがオジサンの役目。それができない老兵は消え去るのみ…。

若者が仕事を辞めていく理由(その1)

テーマ「本音と建前」

 とにかく、今の若い人は優秀。

 「普通」のレベルが、私たちの時代よりずっと上がっています。

 そのことを、大人は気付いていいないかも…

 

◆高校生の志望理由書の作成をお手伝いして

 昔は「推薦入試」と言いましたが、現在の高校3年生から名称が変わります。

 ・総合型選抜  →以前の「AO入試

 ・学校推薦型選抜→以前の「推薦入試(公募)(指定校)(スポーツ推薦など)」

 で、知り合いの先生にお手伝いをお願いされたのは「志望理由を引き出すためのワーク」。そこで以下のツールを使いながら対話を試みました。

 ・ライフストーリーチャート

 ・リフレクションカード

 ・LEGO 

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◆感じたこと

 高校生は型通りの志望理由を準備しています。

 その仕事に就いて、どこで、誰のために、どのように働きたいか、その実現のためにどんなプランを立てているかなどはもう見事。もちろん、その理由も。「自分の未来」について型通りに書かれた文章と美しい内容は、もう就活の大学生以上(笑)。面接官がこの志望理由書を読んだら、質問項目が浮かばないほどストーリーが完結していて矛盾がありません。

 しかしこれ、視点を変えれば「大人が喜びそうな内容と表現をチョイスした文章」に過ぎません。

 確かに、相手が求めていること、期待していることに対応する能力は必要。なぜなら「未来を創る」ためには、信用を得て、結果を出して、上司を出世させて…という修行を経て「まず自分のポジションを確立すること」が必要だから。さらに言えば「そういう校風・社風」「そういう新人」を求めている大学・企業が多いから。「新人はそういうもの」って大人は無意識に思っているから。

 だから、高校生の志望理由書は「型通りの美しい内容」になる。それは、大人がそういうものを求める・評価するオーラを出しているからかもしれません。

 

◆思い出すこと

 同世代の仲間と仕事の話になると「若手育成」の課題と悩みに行きつきます。

 論点を整理するとこうなります

 ・若手の退職希望者が増えてきた(公務員の場合、内定辞退者も増えてきた)

 ・優秀な若手の能力が評価されない、活用されない、適切な人事配置がされない

 ・現場に「競争で勝ち残るものが勝者」という価値観が強く、

  退職・休職の「予防」が進まない

 

 私も定年前に退職したので何となくわかるのですが…退職理由で「本当のこと」は言いません(笑)。

 退職してゆく若手も同じようです。円満退職のためには、「型通りの美しい退職理由」が必要だから。

 このように「本当のこと」が伏せられている状況で「適切な予防策」は成立しません…。そして「辞めたヤツが悪い」「最近の若者は弱い」と言いつつ「入社試験のやり方を変更」します。でもうまくはいきません。

 試験方法を変えても、評価の基準はそのままだからです。結局、「型通りの美しい志望理由」を述べた学生が評価されて合格し、「美しい退職理由」を述べて去っていきます。

 

◆学校の先生も同じことで悩んでいる

 部外者である私に協力を求めたのは、これが理由ですね。

 そこで、本人も気づいていない「本当の志望理由」の掘り起こしを試みました。大学での学問、希望する職業を志した原点は人生のどこにあったのか、実現したい理想は、最も大切にしている価値観は…などをテーマするワークを行いました。

  

 長くなってしまったので、続きは明日 

「糖質カットご飯」を炊いてみる

テーマ「糖質制限生活でもご飯が食べたい時」

 糖質制限をゆるく長く続けています。

 米・麺・パン・お菓子から離れる生活を送ってわかることは

 ①特に、コンビニエンスストアで買えるものはかなり少ない(笑)

 ②外食場所が限られる

 ③食費がかかる

 ①②はともかく、③「食費がかかる」には改善の必要があります。

 自粛生活の今、時間はあるので「手間はかかっても、食費がかからない生活」を工夫してみようと思いました。

 

糖質制限の食生活はお金がかかる

 例えば、「全粒粉パン」「糖質カット麺」「低糖質スイーツ」は、1.5~2倍高いです。加えて、最近は野菜・魚もちょっと高いです。安く買うために車で遠出するのも本末転倒。

 となると「ご飯を炊く」のが財布に優しい。しかし、糖質は高い。そもそも現在炊飯器を持っていないので買わないといけない。さてどうしたものか…。

 

◆ご飯も炊き方で糖質カットができる

 世の中にはこんなものがあります。糖質を33%カットする炊飯器。

 =THANKO 『糖質カット炊飯器』=

 THANKO いつものご飯を低糖質に『糖質カット炊飯器』LCARBRCK ※日本語マニュアル付き サンコーレアモノショップ

  これを購入しようかと思いましたが「意外と高額」「手入れの手間がかかるらしい」「あんまり物を増やしたくない」…ということでやめました。その代わり、この炊飯器の「原理」を利用して「糖質カットご飯を炊いてみよう」と思いました。

 用意するのは「鍋」「コメ1~2合」です

 

◆参考にしたレシピ

・参考にしたレシピはこれ↓ 

cookpad.com

  この通りにやってみるとちゃんと炊けました!

 ただ、水の量の調整が難しく、最初はおかゆでした。とは言え、冷房で冷えた身体にはありがたく、卵を落として美味しくいただきました。で、水量を試行錯誤して現在はこんな感じです。

 

◆糖質カットレシピ(1~2合)

1、米を研ぎ、水に付け、ザルにとって水を切っておく

2、鍋に水・米を入れ、蓋をして弱火で沸騰させる

 ・水は麺をゆでるイメージでたっぷりと入れましょう。

3、沸騰したら、米が鍋底にこびりつかない様にかき混ぜる

 ・時々かき混ぜることで、鍋底へのこびりつき防止ができます。

4、そのまま弱火で10分程度炊く

 ・だんだん米粒がふくらんできます。

 ・火加減はお好みで。強火でもOKです。始め「ちょろちょろ」中「ぱっぱ」ですから

5、火を止めて水を捨てる

 ・この水に「糖質」が含まれているようです。

 ・普通の固さにしたい時は、ほぼ水を捨てる

 ・おかゆにしたい時は、米の高さより少し低めに水を残す

6、再度1~2分火を入れる

 ・強火で長めに火を入れると「お焦げ」を作ることができます。

 ・おかゆにしたい時は、火を入れなくてもよいかもしれません。

7、火を止め、蓋をして蒸らす

 ・10分くらいですね。

 

◆手抜き糖質カットレシピ(最近はこちら)

1、鍋にたっぷりのお湯を沸かし「無洗米」を投入する

2、そのまま弱火で10分程度炊く

 ・米が鍋底にこびりつかない様、時々かき混ぜる

 ・蓋をするかしないかはお好みで

3、火を止めて水を捨てる

 ・普通の固さにしたい時は、ほぼ水を捨てる

4、再度1分間火を入れ、蓋をして蒸らす

 ・この間におかず作り

5、おかずとご飯を盛り付ける

 ・いただきます!

 

◆お好みでどうぞ

①最初の水量

 ・たっぷり→さらっとした仕上がりになります。

 ・少なめ →お米の粘りが残ります

②炊いた後「残す」水量

 ・多め (米の高さ位残す)→柔らかくなる。おかゆにもできます。

 ・少なめ(ほぼ捨てる)  →固めになる。

 

◆糖質カットできているのか

 糖度計があるわけではないので、正確なところはわかりません。

 明確に出ている結果は「体重が変わらない」ことです。

 私の場合、ご飯を食べると、元の体重に戻すまで数日かかります。

 ところが、上記のようにご飯を炊くと体重が変わりません。

 夕食で食べた場合、翌朝には戻っています。

 また「白米を食べた後のだるさ」もないです。

 もちろん、お財布にも優しいです。無洗米コシヒカリ5㎏1600円ですから。

 

 というわけで「健康で文化的なビンボー生活」

 まだまだ工夫しつつ楽しみたいと思います。