テーマ「ハイブリッド車の性能を試してみる」
この4月、数年ぶりに自家用車を購入しました。
「フィット3」(ハイブリッド)の中古です。
私にとって初めてのハイブリッド車、購入理由は燃費が良いこと。しかし、周囲のハイブリッド車オーナーに聞くと「燃費はそんなに変わらない」という返事ばかり。
で、試してみることにしました。
ルート
◆目的地:宮城県気仙沼市
◆ルート:往路「関東近郊~国道6号線北上~気仙沼市(泊)」
復路「気仙沼市~鳴子温泉~国道13号線南下(米沢~喜多方~会津)~
日光~関東近郊」
◆条件 :すべて一般道のみ(高速・有料道路は使用しない)
◆久しぶりのロングドライブ、考慮したのは以下のこと
①安全を優先し、土地勘があるルートで。
②コロナ対策は、途中コンビニなどに立ち寄らず、下車せず、人と接せず。
③楽しみは「鳴子温泉」での入浴だけ。
今回の結果
・走行距離「927.3㎞」
・平均燃費「32.4㎞/ℓ」
・消費燃料「約29ℓ」
・燃料経費「約3340円(116円/ℓ)」
・計算では「無給油で1250㎞」が可能
ちなみに、数年前まで乗っていた「フィット2(ガソリン車)」の燃費は、良い時でこんな感じ。
・市街地「15ℓ/㎞」
・ロングドライブ「20ℓ/㎞」
というわけで、ハイブリッド車の燃費はガソリン車より「+10㎞/ℓ」となります。
初日
◆走行距離「438.5㎞」、平均燃費「33.0㎞/ℓ」
◆朝7時:自宅(関東近郊)出発~国道6号線を北上~17時に気仙沼到着(泊)
途中、福島第一原発付近の帰宅困難区域を通過した時は、何とも言えない気持ちになりました。震災後、何度か来ていますが、全く時間が進んでいません。地震か津波で壊れたままの建物が続きます。一時帰宅の時、少し手を入れたと思われる家屋はありましたが…。また汚染土なのでしょうか、たくさんの黒い袋が置かれているのを目にしました。他にもいろいろ不思議なこと、疑問を感じることがたくさんありました。
二日目
①朝7時にホテル出発~気仙沼市街・気仙沼港を巡る
震災から10年近く経ちますが、いろいろまだまだですね。唐桑には、マンション形式の復興住宅と東京資本の大型店舗が立ち並んでいましたが、空き地の方が多いように感じました。唐桑は、津波が襲い、大型船が流れ着き、夜は火災で焼け落ちた場所です。元々は住宅街だったのですが…。
ただ、三陸自動車道や復興関係の工事は続いていて、国道には大型ダンプが走り、ホテルは長期滞在の工事関係者で混雑していました。そもそも震災前、気仙沼にはこんなにたくさんホテルはなかったのに…。
一方で港は静かでした。気仙沼は港町です。その周辺の整備がまだ進まず、観光用のハコモノだけが目立つ風景は、それはそれで大切なのですが心配にはなりました。新型コロナが落ち着いたら、ゆっくりと滞在して町おこしを応援し、カツオ・まぐろ・秋刀魚などを味わいたいと思います。
②鳴子温泉に立ち寄って温泉につかる
鳴子のお湯は「皮膚」に効くのはご存じでしょうか。アトピー治療のために長期間湯治滞在する人もいます。
で、今回は「滝の湯」。小さな日帰り温泉。料金は200円。幸い、私一人でしたのでゆっくりつかることができました。屋内には、白濁したお湯に満ちた2つの浴槽があり、1つはぬるめで長時間つかることが可能。わき腹に湿疹があったのですが、滝の湯効果でおさまってきています。
③後は帰宅のみ
鳴子からは、松尾芭蕉が歩いた「奥の細道ルート」で山形に出ます。銀山温泉の横を通過して国道13号線に出たら後は南下。天童~山形~上山~高畠~米沢と進んで山形に別れを告げ、峠越えして喜多方に出て、会津若松から日光街道を下って自宅を目指します。
帰宅は夕方6時。ナイター中継に間に合いました(笑)。
まとめ
①気仙沼往復のガソリン代は「約3500円」
・JR新幹線利用だと「往復2万円以上」
②無給油で1000㎞は不可能ではない。
・西に向かうと「錦帯橋」が1000㎞、「出雲大社・尾道」で800㎞(一般道)
③体力的には1日400~450㎞ドライブできる(一般道)。
・時間にすると10時間なので、高速利用なら1日800㎞くらい?
というわけで「フィット3・ハイブリッド」の燃費は、
「フィット2・ガソリン」と比較すると「+10㎞/ℓ」という結果になりました。
これなら、ハイブリッド車購入でも元がとれそうです。