55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

日々雑感(住みよさランキング)

 

 とある雑誌が「住みよさランキング」を発表しています。

 その全国版2024で、松本市は67位に入っていました(昨年は61位)。

 私が今まで暮らしたことのある自治体の中ではトップです。

 

 「住みよさ」は主観なので、ランキングと個人の感覚とは一致しなくてもあたりまえなのですが、私の場合は「一致」です。個人的にもトップです。

 

 人生の最後は、地元である東京で暮らすことになるだろうと思っていました。

 やはり、東京以外の場所で暮らしている時って、ちょっと緊張していると言うか、気が張っているというか、そういう心理状態でした。私は田舎暮らしへのあこがれがあり地方の可能性にも希望を感じていました。ですから地方暮らしは楽しかったのですが、周囲がそう見てくれないんですね。やはり、東京から来た人という扱いなんです。そういうわけで、いろいろ気を遣うこともあり、東京に戻るとホッとしました。

 

 ただ、早期退職してみると…東京で暮らすには家の確保が難しいです。

 東京って実は地方より生活コストはかからないんです。水道光熱費も(庶民的な)スーパーの価格も地方より安いんです。外食もチェーン店であれば全国共通です。

 ただ、家と駐車場とだけはどうにも…なんですね。住まいの確保で早期退職資産の半分とか使ってしまうわけにはいきません。

 トータルで考えると、やはり地方都市になります。

 

 私にとって松本が心安らぐ暮らしの場になっているのはなぜだろうと思うのですが、その一つに「城下町」であることがあるようです。

 門前町はなんとなく苦手。そういう意味で「長野市」か「松本市」かでは正解を選べたのかもしれません。

 そういえば、東京も広い意味で江戸城の城下町ですね。産まれた練馬には石神井城があり、育った世田谷には世田谷城があります。小さい頃から近所のお城を巡ったり、その歴史を調べることが好きでしたから、松本城の近くで暮らせるのはうれしいです。

 

 暮らしの場の選択は、親の都合や自分の仕事、経済状況に基づくことが多く、自分の意思で自由に選ぶことは意外とないです。

 移住って、暮らしの場を自由に選択できる機会です。

 その時大切なのは、移住先がどんな場所かを調べる前に、「自分がどんな場所に住みたいか、適性があるか、ストレスなく暮らせるか、好きになれるか」を明確にすることのような気がします。

 まず自分を理解し、それにあった町を選択するですね。

 選択基準は自分なんですね。それが住みやすさを導くのでは…と思う日々です。