現在はOFF期間。
いわゆる「早期退職×完全自由時間」を満喫しております。すいません。
ただ、寒いですね。夜になると気温は氷点下になりますし、今晩からは雪、地域によっては大雪警報が出ています。
昨年三月は、福島・尾道・出雲方面に出かけていました。しかし、今年はノーマルタイヤでは少し怖い。電車旅とも思ったのですが、割と混んでいるようで少し気が進みません。行こうと思っていた北陸は雪、四国は強風で瀬戸大橋通行止めとのこと。動くなら来週以降か、4月に入ってからですね。
その4月を迎えると、早期退職生活も5年目に入ります。
・1年目 賃貸×失業給付金生活
・2年目 分譲×お仕事開始しましたが稼ぎは非課税範囲
・3年目 投資の開始×稼ぎが課税対象に増える
・4年目 稼ぎと生活費とがつりあって資産減が止まる
というわけで、読書しつつ5年目のマインドを模索しています。
いろいろ考えると「稼ぎを増やしつつもしっかり節約する」になります。
思うのは、「稼ぎを増やす」が主たる目的ではないということ。「依頼された案件」をできるだけ断らないようにするがマインド。私の場合「緊急案件=代打案件」も少なくありません。そこから「次回もお願いします」につながり、稼ぎが増えたという流れ。ここで肝心なのは「本来の担当者が飛んで困っている編集者の力になる」という意識。貢献ですね。この気持ちを大事にしようと思います。
昨日から「資本主義とは何か」という本を読んでいまして、その中に「必要なお金を稼ぐことが必要」とありました。
これは「経済的自立のために必要なお金は自分で稼げ」と、「必要以上のお金まで稼ごうとして欲張るな」という二つの意味があると感じました。というわけで…
稼ぎを増やしつつ節約も進める
必要な額を稼ぐ努力は必要だが、必要以上に稼ごうとして欲張るのはよくない
稼ぐためにはある程度のリスクを背負う覚悟が必要
人生長く生きて結局これ…と言われそうですけど、長く生きると「基本」という言葉が身に沁みます。原点回帰と言いますか…要するに「人生一周した」ってことのようです。
早期退職生活の不安は、やはりお金。
55歳で早期退職した私の場合、65歳の標準受給年齢までの10年間をどう過ごすかが最大の不安でした。60歳定年後も再雇用で65歳まで働くという選択肢が一般的になりつつある中、その流れに逆らうわけですから。
そんな中、組織を離れる、給与所得を手放すというのは無謀ではありました。
今の私が5年前の私に「早期退職しようと思うんだけど」と相談されたら、個人の意見としては「たいへんなのはわかるけど辞めない方がよい、しがみつけ、耐えろ」と言うでしょう。
ただ、組織を離れて人間関係を断捨離したことで精神的な健康を取り戻し、移住を機に物理的断捨離を進めたことで支出が減り、個人で原稿書きを始めたことで冷静な思考を取り戻したのも事実です。
そう考えると、私にとっては「組織に所属すること」が最大のリスクだったわけで、組織にとっても私と言う存在はリスクだったというオチ。
給与所得を手放すというリスクを取ったおかげで今の暮らしがある。
そう思えるまで5年かかったわけですが、ということは55歳という早期退職時の年齢は、ちょうどよかったのかもしれません。
今年、お仕事をきちんとできれば向こう5年の稼ぎに見通しがつくと言えます。
というわけで、これから漬物を仕込んで読書に戻ります。