
◆早期退職後のお仕事のことなど
春に早期退職して、夏ごろから、知り合いの高校の先生から頼まれごとがありました。大学受験生の志望理由書・小論文などのアドバイスです。
いわゆる、学習ボランティアですね。無償です。
これは、地方勤務時代にも少し関わっていたことがあり、その先生とは価値観を共有することも多く、いろいろお世話になったこともあって、担当させていただくことにしました。そこから、秋ごろ、いろいろな偶然が重なり、某出版社とつながりスタッフとなりました。これは、有給。お仕事です。
◆昨年がお仕事2年目でした
2年目は、特に6月ころから新規案件が増えました。
言えることは、経験で書けることが減ってきて、新たな勉強が必要なこと。
いわゆる「挑戦」ですね。ここまでやってきたことなどを参考にしつつ、知らない知識・未知の分野・経験のない世界に入ってきました。
これが、質量ともに、私にとってはなかなかハード。
図書館で既定上限の10冊を借りてくる、論文検索やデータ収集などを進めて整理することが増えました。
特に11月以降の案件がしんどいかったです。
◆未知のことにはどのように対応するか
一番いけないのは、「読んでわかった気になること」と言い聞かせています。
とにかく、「今日読んだ文章」はすべてoutputする。
outputとは、複数の文章を「つなげて要約する」ということ。つまり、「自分の理解できた範囲でいいので文章・グラフで可視化する」ってことですね。
この段階は、「発散」なので、主観・個人的感想も含めて頭の中にあることをすべて出すことを意識しました。「書けない」という相談を高校生からもよくもらいますが、「書けなくなる」のは、「何も浮かばない」よりも、「頭に浮かんだことを、これは書いてはいけないと自己抑制すること」の方が重症化しやすいと個人的に考えています。
そこで、「下書きだからまず書いてみる、何を書いてもいい、むしろ全部書いた方がいい」ということ。書いているうちに、考えがまとまり、論点が浮かび、解決の発想に進む。つまり、思考を止めないこと、自己抑制をしないことが大切。
その後、毎日書き直しを進めていくという作業です。
これだと、たとえば、1,500字程度の原稿の完成までに、だいたい5倍くらいの文章を書いています。
これが、11月初旬から先週まで続きました。
燃え尽きた感じです。はい。
◆これはこれで大切なことなのですが…
しっかり勉強するから、文章が書けるわけですが、これでは長続きしなそうです。
現在、AIによる文章作成を探っています。
いろいろあって、しかも最近急速に進化していますね。
ただ、同じテーマでも、AIによって出来上がってくる文章の内容は異なります。
また、真偽があやしいものや、高校の教科書レベルに過ぎないものもあって、これは、使う人間の知性や倫理が問われます。とはいえ、かなり有能なことは間違いない。
AIを使うことで、「楽になる」というよりも、「より高いレベルからスタートできる」という手ごたえです。
だからこそ、一方で、アナログでこのブログを書き続けることもと思うのは、昭和生まれの価値観かもですね。
とりあえず、今は、何もしたくない。
少しお仕事と勉強とから離れて、リフレッシュが必要。
幸い、次の大きなお仕事まで2週間の遅い冬休み。少し、のんびりします。