
◆無意識の心の動き
「仕事×組織」から離れることで、自己の先入観・価値観や、そのブレに気づくことが多いです。
プロ野球選手には、引退後もそのままコーチ・監督でユニフォームを着続ける人と、一度ユニフォームを脱いで、外から野球を勉強する人がいます。私は、後者ですね。ただ、もう一度ユニフォームを着ることはないですが…。
で、私の場合は、やはり早めに離れてよかったなと思います。
現役時代も気を付けていたつもりですが…、やはり組織の理屈・封建的価値観などなどに結構とらわれていたようです。
それが、モヤモヤの要因であったり、そのものであるようです。はい。
◆もっと受け身で良いはず
早期退職生活の最大の課題は「お金」です。老後破産をいかに逃れるか。
私の場合、これについては「支出を削る×生活サイズの縮小」が解決の手段になります。これについては、いろいろ工夫し、方向性は見えてきました。あとは、実践あるのみ。つまり「持続」の段階まで進みました。
となると、「主体的×創造性」よりも「実現性×継続性」が必要になります。
「目標達成に向けての主体的努力」はそろそろ終わり。
それよりも「実現×継続のチャンス」が降ってきた時に、それを逃さない準備が大切。「鳴かせてみよう」ではなく、「鳴くまで待とう」ですね。
◆作文には「発散~収束」という方法があります
発散・収束は国語の言葉。これを理科にすると「撹拌~沈殿」ですね。
早期退職して3年間、「早期退職生活とはという問い」を抱えて、暮らしを攪拌・発散してきたようです。もちろん、それは必要なことで、それがあったから、生活サイズの縮小・ポイント活動・投資・新しいお仕事を進めることができました。
となると、ここからは、「沈殿・収束」の季節になるようです。
たとえば大学の勉強・レポートも、テーマについて「撹拌」している状態で、無理やり書いているからしんどいわけですね。
で、今の私が求めているのは、「新しい学びの沈殿」のようです。新しい学びが自然に自分のものになってくること。
同様に、早期退職生活も、「自然と落ち着いてくること」ですね。「NISAを始めたから次は…」ではなく、「ちょっと現状維持しながら暮らしを観察する」というモードを求めているようです。これが「沈殿」ですね(笑)。
◆早期退職と定年退職の差異?
あくまで個人の体験と感想ですが、早期退職の場合、退職ギリギリまで業務に追われ、退職日という〆切までに何とか終わらせるという印象があります。
これに対し、定年退職の場合は、少しずつ仕事を整理していき、退職前にある程度の落ち着きを得るような気がします。
早期退職の場合でも、うまく仕事を整理していって、心が落ち着いた状況で退職日を迎えることができるといいですね。この違いが、早期退職生活の初期に影響を与えるような気がします。
そんなこんなを経て、私の3年間が過ぎていきました。
「使えない公務員×副業・投資経験なし」だった私が、「PC×リモートワークで個人営業」できているんですから、私、頑張ったのかもしれません(笑)。
そんな風に、少し自分を認めて、現状を肯定してもよいかな…と思います。
春が待ち遠しいです。