55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

沖縄移住・定住を考える その3(改訂版)

その3を書き直しました。

最初にアップした記事を削除しようとしたのですが、星をいただいていることもあり、そのまま残します。申し訳ないです。ブログ修行中の身としてお許しください。

 

テーマ「私が沖縄に定住できなかったのは…」

 沖縄勤務から東京に戻ってしばらく体調が優れず、2週間ほど入院しました。医学的には免疫力の低下ということでしたが、原因についてはよくわかりません。ただ、医師や鍼灸師から「これからは身体を冷やさないように、あったかくして過ごしてくださいね」と言われました。

 そう言われて、心当たりがありました…。

  

食生活から暖かいものが減った

 私は暑がりなので、沖縄では冬でもジャケットかセーターを羽織るくらいで、コートは着ません。そんな感じですので、カフェに行くと、通年で「アイスコーヒー」を頼んでしまうのです。

 冬になって「おでんが食べたい」と思っても、自宅で煮込む気分にはならないのです。そういえば、沖縄ではカレー、ラーメンなどから足が遠のきました。自宅で鍋をすることもなかったです。食べたいと思うのですが、そこまでの寒さを感じないので、身体が受け付けないというか、やっぱりいいや…と思ってしまうのです。

 強いて良く食べた温かいものと言えば、沖縄そばくらいですね。

 

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温泉に行かなくなった

 沖縄にも温泉があります。今はだいぶ増えましたね。

 ただし、本土のスーパー銭湯とか、都内の銭湯とはちょっと趣が異なります。リゾートホテルのスパであることが多いです。お値段もちょっとお高め。受付がホテルのフロントなので過度な軽装はちょっと。

 森に囲まれた露天の岩風呂で「あ゛~~~」という雰囲気ではありません。沖縄の海を見ながらじっくり浸かる贅沢は味わえますが…。そんな訳で、あんまり行かなくなりました。最初の年だけだったかも。

 

いつもエアコンの効いた場所にいる

 本土だと「エアコンに弱い人」「冷房で体調を崩しやすい人」が職場にいて、エアコンをかけないで窓を開ける、冷房を弱めにする、温度設定は27度などの配慮がありました(暑がりの私はつらかったです笑)。

 しかし、沖縄ではそういうことはなかったような気がします。と言っても太った上司がエアコンを16度に設定して部屋が凍るというわけでもありません。無神経なわけでもなく、配慮しすぎるわけでもなく、いつも快適な環境でした。

 とは言え、職場も自宅も年間エアコン稼働期間、一日の稼働時間は長いです。まして私はインドア派です。

 いつもエアコンの効いた人工的な環境の中にいました。

 

南国で暮らしているのに身体が冷える

 沖縄は盛夏でも最高気温は32度くらい。これに涼しい自然の風が吹くので体感温度はもう少し下がります。東京都心の37度、体感温度は40度みたいな暮らしに比べると、沖縄の方が涼しいのです。

 いつも冷たいものを飲み、エアコンの中で暮らし、温泉やサウナで「整えていた」習慣から遠ざかりました。身体を温める場面が生活からなくなったのです。薄着ですしね。

 沖縄生活を終え、東京に戻って気付いたのは、自分の身体が冷えていることです。沖縄生活でもあった不調は、これが原因だったのかもしれません。

 

沖縄生活を終えて東京に戻ると…

 休日になると温泉、早く帰宅した日は近所のスーパー銭湯直行です。

 カフェでは、暖かいコーヒーを頼むようになりました。真夏でもhotです。

 医師に言われたからではなく、身体が欲するんです。まぁ、年齢もあると思いますが。

 関西や東北の暮らしで「温泉」が日常になり、特に東北で「温かい蕎麦」を楽しんでいた生活は、身体を温める工夫が隠れていたのですね。

 

 憧れの沖縄暮らしをスタートして、しかし数年で本土に戻ってしまう人も少なくありません。

 その中には、原因不明の体調不良という人もいますが、案外原因は、南国暮らしで身体を冷やすという逆説にあるのかもしれません。雪国の生活には身体を温める習慣がたくさんあるのと同じ構造です。

 沖縄移住・定住をお考えの方の参考になれば幸いです。