55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

沖縄での事故に思うこと(備忘録)

 

 イオンで、きゅうりの特売をしていました。

 1本28円×4本98円。早速8本買い、おやつがわりにかじっております。

 過去、きゅうりは3本100円が最安値でしたから記録更新。

 おかげで原稿が進みます。

 

 沖縄でとてもいたましい事故がありました。

 あれは…いろいろ思うことが多いです。

 海保の捜査、その後の司法の判断がどうなるかわかりませんが、捜査・司法判断に関係なく、あの事故の原因・要因は「なんとなく」想像がつきます。

 

 思うのは、あの研修旅行を企画した人(団体)にも、案内した人(団体)にも悪意はないということ。むしろ善意・使命感と言えるでしょう。

 ただ、作家「遠藤周作」はその著書のなかで、以下のようなことを言っています。

 「悪魔という言葉がある。悪魔はみんなわかると思う。もう一つ、世の中には”善魔”というものが存在しているのではないか。その人や行動に悪意はないが…」

 

 そうです、学校は「教育的な価値があること、その学校でしか実施できない貴重な体験」という善意であったと思います。運動団体も「反対する人々の代弁者、平和を守ること」という使命感から行動しているのでしょう。ひょっとすると「京都の高校生が、私たちの活動に賛成し応援しに来てくれる」と本気で思い込んでいたのかもしれません。

 ただ、この「善意」というもの、その根源となる「善という価値観そのもの」は、時代と共に変化します。

 また、沖縄のとらえかたも変化しています。もちろん、本土との関係性や戦争・基地負担などの不幸な歴史を知ることの重要性はかわりません。しかし、中国の台頭、サプライチェーンの存在、東アジアの緊張の高まりという視点も必要です。

 つまり、沖縄の人々の思い(ミクロ)と、周辺環境(マクロ)と両方の視点を持つことが必須になってきました。しかも、この件では、ミクロとマクロとは矛盾するのです。ミクロを優先すればマクロが崩壊し、マクロを守ればミクロには負担がかかるのです。

 

 おそらく、生徒さんや先生方の多くは、この「正解のない問いとしての沖縄という認識」を持っていたはずです。俯瞰的・客観的視点ですね。

 しかし、善意とは主観です。そして、善意はしばしば「ミクロに人を閉じ込めること」があります。修学旅行を企画した人・反基地団体にとって、平和学習というミクロの善がルールになると、マクロのルール(安全管理・中立など)が軽視されることがあります。

 

 保護者の方々には、ビジネスマンも多いでしょう。

 そういう方の視点からすれば、研修旅行のリーガルチェックはどうなっているんだ、研修先の人・団体の身元調査はしたのか…などの疑問があるでしょう。

 ただ、研修旅行を中心となって企画した人たちは、「平和学習というミクロの価値観」に閉じ込められていたのでしょう。ですから、マクロの視点を持つ・価値観の変化・正解のない問いとして沖縄をとらえ直すなどのアップデートができなかったのではないかというのが個人の感想です。

 

 問題は、この修学旅行を企画した人・反基地運動の関係者が、「自己の非を認め、謝罪できるか」だと思います。これは難しいでしょう。なぜなら…

 修学旅行を企画した人が、その非を認めるということは、過去の研修旅行・平和教育という看板を自ら否定することだからです。

 反基地運動の関係者が、その非を認めるということは、反基地運動そのものが間違っていたことを自ら認めることだからです。

 

 これらは、それぞれのアイデンティティと過去の言動をすべて否定することになります。しかし、今回の事故の被害者としては、この非を認め、謝罪することが解決へのスタートラインですし、世論も以下同文だと思います。

 

 修学旅行を企画した人、反基地運動の関係者からすると、今回の事故における非を認めることは、踏み絵を踏むことと言えるでしょう。

 被害者に謝罪することは踏み絵を踏むこと、つまり自己が信じていたものを棄てること。一方、自己が信じているものを信じ続けるならば、踏み絵は踏まない=謝罪はしないということになります。正解のない問いですね。

 そして、企画した人・反基地団体の人がどんなに神に祈っても、神は「沈黙」しか返しません。

 

 ええと、私、ミッションスクールの卒業生です。

 学問としてキリスト教は学びましたが、クリスチャンではありません。

 ミクロ(善魔)に閉じ込められるのはちょっと…。