
仕事を辞めるというと、あまりポジティブな反応はないです。
(ま、あいつ辞めるらしいと喜ぶ人はいますが)
私が30代の頃までは、とても仕事ができる×人望の篤い方が惜しまれて定年退職して、早いと1年以内、あるいは数年以内に亡くなるということが多かったです。聞くと、現役時代に身体がボロボロになっていて…退職してホッとして…じゃないかなと続きます。
一方、天下り的な再就職をした(あまり仕事の質が高くない×人望もない)人は、元気×長生きでございまして(以下、自主規制)。
そういう時代でしたから、「早期退職なんかしたら、飢え死にもふくめて長生きはしないぞ」というのが定番でした。
ところが、最近読んだ論文に「仕事を辞めると健康になる」というものがありました。ええとですね、個人的には同意です。論文の内容も、それを立証したものでした。
もちろん、個人差はあるでしょう。退職して魂が抜けてしまう人もいるのは事実です。ただ、全体的には、退職して元気になる人の方が多い。
これなんですけど、やはり企業・組織の価値観に問題があるのではと個人的に思います。組織の常識・世間の非常識ってヤツですね。
あと、企業・組織の責任を個人が背負うという文化。言い換えると、その個人には全く関係のないことでも謝罪や対応を求められるという文化。公務員は全体にそういうクレームを浴びることが多いですけど、民間でもありますね。
で、退職、もしくは自営業になると、そういうものから解放されます。
私の場合、フリーランスになって一番ホッとした、うれしかったのは、「税金で食っている」と言われなくなったこと。さらに言えば、今の稼ぎは「原稿単価×枚数」なわけで、これは完全に自分の努力と能力によるものです。
それは、健康になりますね。仕事を辞めた方が健康になる。
(組織の理不尽さから解放されるとも)
そういえばですね、地方のお祭りの様子をみていると、ああいうお祭りを支えているのは「自営業」の方が多いんですね。国民年金受給7万円台という町の大御所が、元気に祭りを仕切り、若者を応援し、子供たちに祭りのやり方を伝えている。
一方、大卒で大手企業に就職して退職し、国民・厚生・企業年金をたっぷりもらっている人が「祭りの音がうるさい」と言います。こういうクレーム言う人は、仕事を辞めても精神的な不健康が継続していると言えます。
やはり、終わっている組織からは早く離れた方がよいみたいです。
同じ人の違う論文に「街の図書館の数・蔵書数と介護の関係」を深掘りしたものがありました。図書館・蔵書数が多い街は、要介護者の数が少ないそうです。
(その詳しい要因は、ここで省略します)
で、早速松本市を調べてみると、図書館の数は全国平均よりかなり上。
蔵書数は、市内で一番大きな「松本中央図書館」のものしかわかりません。中央図書館だけだと全国平均をやや下回ります。ただ、中央図書館は「本」しかカウントしていません。CD/DVDなどデジタル資料も含めると全国平均を上回るでしょう。また、市内すべての図書館(分館)の蔵書も含めると、かなり多いといえます。
個人的には、こちらのリファレンスサービスもとても質が高いと感じていますし、自宅からネット蔵書検索・貸出状況が確認できるのもよいです。
なるほど、松本移住以降、「明らかに元気になった(妻・娘談)」と言われるのは
・仕事を辞めた
・徒歩圏内に二つ図書館があって、読書三昧の生活をしている
しかも、古本屋もいくつかあってそれを巡ることも楽しい
また、市民であれば信州大学図書館も利用できる
という結論になります。
今日のオチとしては、「私に書籍購入費を支給する」という相談が妻と娘との間で進んでいること。論文によると「本を読むと介護リスクが低下する」わけで(笑)、いいから読め!だそうです。
退職後、老後をどこで過ごすか、特に移住を考えている人には悩ましい問題と思います。その時、図書館・蔵書数を調べてはいかがでしょう。
また、住まいの選択は、駅近より「図書館近」もご検討ください。
ちなみに、松本市の高齢化率は全国平均とほぼ比例しています。
ただ、何となくみんな元気に感じます。介護率も低め。それは、自営業の人と図書館・本が多いこと(エプソンを早期退職した人も多いこと)が影響しているのかもしれません。