
学生さんは夏休みでしょうか??
私が学習支援に参加させていただいている公立高校は、今週金曜日まで授業です。
大学も、8月頭までは授業という学校が多いです。
いずれも、授業時間確保のためです。
一方で、私立高校には7月上旬で授業・試験を終えている学校もあります。こういう学校は土曜日も授業しているんですね。その分、長期休業に早めに入れます。
で、この暑さ、教室にエアコンなどのない公立学校で普通の授業は難しい…、というわけで探究学習の時間を集中的に取っているようです。昨日もネットでつないで議論・討論、レポートの相談・添削などでした。3年生には総合型選抜のためのエントリーシート作成にも取り掛かっている生徒さんもいます。
国内政治が混沌とし、アメリカにはトランプ大統領、ロシア・ウクライナの争いは継続中という状況ですが、高校生は極めて冷静に、かつ俯瞰的に世界を見る眼を持っており、それぞれのできることを進めています。そういう様子を見ると、とても心強く、未来への希望を感じます。
都会の生徒さんの探究学習・エントリーシートには、「世界規模の大きな課題への取り組み」を記すことが多めです。一方、地方の生徒さんは足元の課題をテーマとすることが多いです。
で、都会の生徒さんの大きな取り組みを否定することはしません。その代わりというと語弊がありますが、大きなテーマを小さな取り組みに転換することを勧めています。風呂敷を広げることは大切。しかし、風呂敷で包んでいるものは何かを常に確認するということ。
研究とか事業とかは、小さく始めることがコツではないかと思っています。
小さく始めるので、試行錯誤ができますし、撤退することも可能です。
小さく始めてその方向性が良さそうなら大きくすればよいです。また、小さく始めて撤退したことも、集めると有効な取り組みに変わることもあります。
何より、小さく始めるとは「直感的、感覚的なものを根拠」として始めることを可能にします。この直観・感覚ってのが解決を導く可能性は意外と高いと言えます。
そこで、高校生さんには「直感・感覚を根拠として小さく始めてみる」「小さく始め、仮説・検証・実証を経て、後から論理構築する、システム化する」ことを勧めています。
これをキャリア形成にあてはめると、「その時、その時で興味のあること、やってみたいことに取り組んでいく」ということになります。
ただし「それぞれ小さく始めること」「小さく始めてこれは!と思ったら大きくしてもよい」「小さく始めたこと(そして今は辞めていること)を全部つなげて全方位型に拡大していくこともよい」と伝えています。
終身雇用とかゼネラリスト型キャリア形成を主とする価値観では許されない(笑)発想ですね。
しかし、小さく始めたたくさんのことを後からつなげると、専門性と汎用性とを兼ね備えた人材になるはずです。小さく始める経験をたくさんすると柔軟性も高まるでしょう。公務員は異動が多いのですが、これを「ゼネラリスト型人材育成と考えるか」「小さく始める経験を積み重ねると考えるか」で、その価値が変わります。
そんなわけで、論理も大事ですし、持続性・一貫性も大事ですが、興味の赴くままに学び飽きたら次に進むの繰り返しも、それを後から意味あるものにするという意識があれば有効性が高いと考えています。
読書で言えば乱読は財産。個人的には、若い頃クラシック音楽を聞きまくったことが、のちジャズにはまった時にとても役に立ちました。そして、ジャズにはまったことでバッハの面白さに目覚めました。
そういえば、早期退職生活を振り返ると、その時その時で、興味あることに取り組んでは、飽きて次に進むの繰り返しです。でも、それが早期退職生活の自由・充実を導いているコツかもと思う今日この頃です。