
昨日は午後まで強い雨が降りました。
今日は朝から快晴です。ふらっと上高地にでもと思ったのですが、足元が悪そうです。というわけで、晴れですが読書の一日にしようと思います。
早期退職前の2年間、公務員から民間に転職して働きました。
家族の介護がありましたから(それが転職の要因でもありましたから)、正社員となって介護のために休暇を貰うのではなく、最初から非正規×週4日勤務×定時退社としてもらいました。もちろん、給与はガクッと減りますが、その方が会社に迷惑をかけることがないと考えました。突然休むより、最初から週4日と決めた方が業務的な支障が少なく、スケジュールが立てやすいと考えたのです(これは、私だけでなく、採用担当者も)。
そして、非正規ですから「担当するプロジェクト業務専任」になります。これは、官学民の連携事業で、一応私の得意とする分野になります。
ただ、それが気に食わない、理解できないという人が二人おりまして、ま、いろいろありました。よく言われたのは、家族より仕事だろ、みんな残業しているだろ、プロジェクト業務以外の事務や雑用もしろよ! ということ。
正社員・ゼネラリスト型キャリアの人には、非正規・ジョブ型キャリアの存在は理解が難しかったようです。
彼らにとって「非正規とは、人手が足りないところを補ってもらい、用済みになれば解雇する人」です。また、人手が足りないのは、プロジェクト業務ではなく、事務・雑用だと感じていたようです。私は、自分や担当業務の事務・雑用はもちろん自分で済ませていました。ただ、その二人や二人が所属するチームの事務・雑用は申し訳ないのですが私の業務ではありません。しかし、その二人には私は年上であっても「新人」であり、「新人は、先輩の業務・雑用や御用聞きをするもの」という価値観が強かったようです。
もちろん、私も「新人ですし、新しい職場に友好的に受け容れてもらうために気を遣った方がよいことがある」ことはふまえているつもりですし、実践もしました。ただ、それがいけなかったということも振り返って思います。また、私が担当した官学民の連携事業が、それなりに成果をあげた(と言っても、私はサポートしただけですが)ことも気に食わなかったと後から聞きました。
で、その連携事業の終わりが見えてきた頃、お二人からの圧力が高まりました。
要するに、事業が終われば用済みになると思っていたということですね。
一方で、人事は次の事業を計画し、そこに私を配置することを考え正社員にと考えてくれていました。それを知った時、お二人は少し慌てていました。
私は、人事に退職理由として心身の状況がよくないこと、その要因がお二人の存在であることは事実として伝えました。ただ、私は退職するので、そのことでお二人に懲罰などを課すことがないようにお願いはしました。
非正規・外国人労働者の雇用は、「人手不足を補う、人手不足が解消したら解雇するという調整弁」としての存在です。これは企業からすれば、とても合理的・効率的なシステムです。
しかし、企業は「労働力」を呼んだつもりでも、実際に来るのは「生身の人間」です。人間ですから感情もありますし、プライべートな事情を抱えているケースもあります。そういう時「正社員には休暇制度・福利厚生」での対応が可能ですが、非正規にはありません(だから週4日勤務にしてもらったのですけどね)。
そういうこと、どうしても理解できない人がいると、しんどいですね。
「労働力を呼んだら人間が来た」という言葉があります。
そういう組織によくある勘違い・エゴイズムに気づき、働きやすい組織を作ることが必要と気づいたのが公務員時代。その時、医療の世界にある「病気を診るな、人間を見ろ」という戒めの言葉に意味もよくわかりました。
教育の世界も、「成績・数字も大事だけど、それ以上に生徒さんの人間性・能力・主体性を重視しよう」になりつつあります。それが小論文やエントリーシートに現れます。これは企業の採用試験や研修でも同じ。
さて、参院選どうなりますかね。論点はいろいろありますけど、課題を見て人間が見えていないと感じる政党も少なくないです。一方で、人手不足だというなら労働生産性をAIによって補う、学習環境を整備することで知的生産性を高めるという発想もあります。私は、人間を大事にしているところに投票済み。
もし、課題を見て人間が見えない政党が議席をたくさん取ると(取りそうですけど)ちょっとやだなと感じる今日この頃です。