
写真は一昨年のものですが、今朝の松本はこんな感じ。
昨日降った雪がそのまま残っています。
この雪、大船渡に降って欲しいのですけど…。
東北時代、大船渡にもよく行きましたので気になっています。
もちろん、早く消火されればいいなと思いますが、それは大船渡の海の豊かさを維持するため。
三陸沖の豊かさには大きく二つ要因があります。
一つは、三陸沖で「暖流と寒流とがぶつかる」こと。それはそれは魚が集まるわけで、何とサメやマンボウまで獲れます。
もう一つは、山の豊かさ。三陸は、海・山・川がセットになっています。
たとえば、気仙沼湾は室根山(岩手県)を起点する大川という川の終点です。
室根山周辺は自然が豊富で、空気まで澄んでいて天体観測に最適な場所。その山でできた栄養分が川を通じて海に注ぎ込まれる。その栄養分をたっぷり含んだのが、養殖の牡蠣・ホタテ・アワビ。三陸は養殖業も盛んですが、それは山・川・海がセットになっているから。これを「山は海の恋人」という言葉にして植林活動をしている人もいます。
(この構造は東京湾も同じではないかと思います。東京湾に流れ込む川、その源流にある山の栄養分が江戸前の魚のおいしさではないかと)
心配なのは、大船渡の山が燃えると海にも影響が出ると考えられること。
特に大船渡湾の養殖業が心配。その意味で、少しでも早く消火して、焼失面積を抑えて欲しいと思います。
もちろん、避難されている方の暮らしや、中高生の受験も心配です。
ただ、それは行政と民間の協力で何とか進むはず。避難から生活再開という初期レベルも心配ですが、その先の「復興モード」に入った時、養殖・海産加工業にダメージがあると「稼げなくなる」わけで、そこが心配。
雪は、松本ではなく大船渡に降れよと天に叫びたいところ。
今は祈りつつ、いつか大船渡に行ってご飯食べて買い物しようと思う今日この頃です。