55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

日々雑感(珍しく怒りを感じたことなど)

 

 とある政治家さん(40代、国内では難関と言われる大学を卒業している)が、YouTubeでこんな発言をしていました。

 「日本の大学生は、遊んでばっかりで全然勉強していない」

 

 ええとですね、政治家がまだこういう認識を持っている以上、日本の教育の未来に期待は持てないですね。今後も、公教育・国立大学の予算は削られ続けるでしょう。

 

 遊んでいる…という言葉の定義は掘り下げませんが、遊んでいる大学生がいるのは事実でしょう。それは否定しません。

 ただ、「返済が必要な奨学金、金融機関の学資ローン」を利用している大学生は、全体の40%前後存在します。要するに、大学卒業時点で数百万円の借金を背負っている20代がそれだけ存在するということですね。

 また、保護者からの仕送り・資金援助なしで学生生活を送っている大学生もいます。

 そういう学生さんは、アルバイトに多くの時間を取られ「隙間時間で勉強している」のが現実です。隙間時間で「研究」は無理です。

 

 すると大人は「高校を卒業したら就職して、お金を貯めてから大学に進めばよい」「夜間部に進んで昼間は働けばよい」「アルバイトは社会勉強になるからやった方がよい」と言います。

 1,大学4年間の学費・生活費は総額でいくらになるか

  →一千万円近くになります。高卒の給与でこれだけ貯めるのは何年かかる?

 2,夜間部に進めばよい

  →大学に進むことを反対する親ほど、逆に大学進学に口を出し条件を付けます。

   そういう人の多くは、夜間部に進むことを反対します。

 3,アルバイトは社会勉強になる

  →様々な業種で、アルバイトの大学生に責任を持たせるようになっています。

   その結果、試験中に休みがもらえない、授業を休んでシフトに入る人もいます。

 そもそも「学生時代、学業以外に力を入れたことは何ですか」という質問が…どうなのでしょうかね。就職活動で学業が評価されない…という不信感を示す学生さんは少なくないです。

 

 大学進学するためには「学力」「意思」「お金」が必要です。

 政治家が考えるべきことは「学力・意思」があるが「お金」がない学生さんを支援することではないでしょうか。

 しかし、上記の政治家さんは「お金」はあるが、「学力・意思」のない学生さんを問題視しているのですね。そういう意見は世論にもあります。この視点で日本の教育を考えている人が創ったのが、現在の日本の教育制度です。で、どうなったかというと、今まで以上に教育にお金がかかる状況になったのです。

 

 ただ、今の高校生を舐めてはいけません。

 お金がなくても、学力・意思のある高校生さんは「海外の大学に進学」するようになっています。学習支援でお話をしている高校生さんにも、そういう生徒さんがいます。

 生徒さんのご家庭は自営業で、その他にもいろいろ事情があり生活保護を受けていた時期もあるとのことです。でも極めて優秀で東大・京大・一橋などの合格圏内にいます。ただ、いずれも大学も自宅からの通学は無理。そこで海外大学の受験・進学の準備を進めています。もし合格した場合、現地での生活費(寮)、学費は全額支給です。

 学力・意思があれば、お金がついてくるのです。

 

 そういう若者を支援する政策を進めてくれませんかね。

 出世した日本の官僚や政治家さんは、「制限する、罰する、排除する」が問題を解決するという謎の思考回路を持っています。

 遊んでいる日本の大学生というテーマで教育施策に「制限・罰・排除」を持ち込んでも、遊ぶ学生は減りません。その施策で排除されるのは、お金のない高校生・学ぶことに理解のない地域で生まれた高校生なのです。

 

 40代の政治家(わりと有名人)でこのレベルなのが日本。

 もっとアップデートしてください…。