
ブログのタイトルをネットが読むのでしょうね。
早期退職して失敗したというネット記事がよく出てきます。
出てくると気になるので読むのですが…、それは様々。
「退職金を銀行の言うままに投資に入れて半分になった」
「退職金全額で自宅をフルリフォームしたら生活費が足りなくなった」
「リゾート地の格安物件を購入してのんびり暮らしていたが、自家用車の維持費、観光地の物価の高さ、海沿い物件だと塩害、寒い地域だと冬の経費に参った」
私と同世代で55歳に早期退職した人の体験談では、「早期退職して東京近郊の温泉地に移住した。しかし、コロナで友人と会うこともできず、時間を持て余し、結局移住先の物件を売却して東京に戻って再就職した」とか。
勤め人であれば退職金は8桁にはなるでしょう。
しかし、リフォームとか不動産購入とかに使えばそれで消えてしまう金額。
退職金が2,000万円の場合、生活費400万円/年なら5年、200万円/年でも10年で消えるのが現実。
書きながら思い出したのですが、私より10歳以上、上の世代に「退職金前借りして自宅を建てたので、俺には退職金はないんだ」という人がちらほらいました。そういう制度があったのでしょうか。その人、どうしているのか…。
話を戻しまして…早期退職して失敗したという記事の目的は何なのか??
早期退職×失敗というキーワードで記事を書くとPVが増えるのか。
働き続けろという政府方針の広報なのか。
考え直せという親切心なのか。
成功・失敗という尺度で自分の早期退職を評価すると、成功とは言えません。
でも、振り返って「失敗ではなかった」とは言えます。
もちろん、その実態は「ケチ×ビンボーな暮らし」を「節約×ミニマリスト的な暮らし」と言い換えて正当化しているに過ぎません。コロナも「人と会わない理由×引きこもる暮らしの言い訳」に転換しています。
ただ、転勤族としていろいろな地域で暮らしたことで「移住×老後のリスク」を学びました。そのことが、大きな失敗をせずここまで過ごせた一つの要因かもしれません。
また、大学院まで進んで民間就職、民間から公務員、公務員から民間、正規雇用から非正規雇用、東京と地方の往復などなど、越境を繰り返したことで学んだことがたくさんあります。ただし、越境を繰り返す人とは「問題ある人、訳アリの人、我慢できない人」というのが日本の標準的評価。
そんなわけで組織では歓迎されませんでしたが、個人となった今、越境経験から学んだことで救われることは多いです。
人生は、こうやって帳尻があってくるのかもしれませんね。
というわけで仕事に戻ります。
もう一回見直してから提出しようと思います。