55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

日々雑感(平成バブルのことをふと思い出す)

                               姥捨の場所から見た風景

 

 現在氷点下7℃。今日は寒い一日になりそうです。

 昨晩はベッドに入り、小説を読んでいるうちに寝落ち…という普段のパターンではなく、逆に目が冴えてきまして一冊読み切ってしまいました。時刻は4:00。その後無理やり寝て現在に至ります。

 

 大学時代、ゼミのマドンナ的存在だった同期が「旧財閥系金融機関」の内定を勝ち取りました。地味で研究色が濃い目(かつそんなに偏差値も高くない)の我が大学では画期的なできごと。まだギリギリ昭和だった頃です。

 後に聞くと「女子社員20名」の枠をその年から新設したとか。その枠で採用されたというカラクリなのですが、そのココロは、法人営業・個人営業をする男性社員に付いて行って、取引先に笑顔を振りまくこと。たとえば、お得意先の自宅に訪問した際は台所を借りてお茶を入れたり、法人訪問した場合は後日の接待(ゴルフとか食事会とか)の約束を取り付けて同行するとか、ペアを組む社員と結婚・退職してくれるとよいとか、ま、そういう時代。

 平成バブル前後って、まだそういう価値観が当たり前だったですね。

 のち、マドンナは、同じ金融機関の男性と結婚し、専業主婦となって子供を3人もうけ、子供がある程度自立した段階で元の金融機関に復帰してパートタイマーとして窓口業務をするという、絵に描いたようなバブル世代の人生を歩みました。

 同世代としては勝ち組と言えるでしょう。さすがマドンナ。

 

 で、こういう採用条件を考えたのは私より上の世代です。

 この世代がまだ会社に残っている、組織に対する権力を持ったままだとなかなか厳しいですね。この世代は70~80代になりますが、この人たちが元気だった時に部下として仕えて出世した50~60代の扱いが難しい。

 要するに、倫理観・道徳観が古いというか、アップデートされていないんですね。

 しかも、お世話になった上の世代に対して疑問を感じて「縁を切る」「自分の価値観をアップデート」できた人は、閑職に追いやられるケースも少なくないです。

 

 私が地方に転勤して、そこでプロジェクト業務を進める時、各部署からチームに派遣されてくる人はそういうタイプの人が多かったです。価値観をアップデートしている人は、上司・職場からは扱いにくい人・評価が低い人なんですね。一方「地域課題の解決」を進める私としては、アップデートしている人の方が価値観を共有しやすいわけで、それでどれだけ助けてもらったことか。

 

 飲み会も仕事のうち、接待×根回し×座持ちの能力が評価に反映された時代です。

 もちろん、そこには段取りとか、相手の心理を読むとかそういう能力が必要なのは認めますが、仕事は勤務時間内、決定は公式な会議が原則なはず。それ以外の場での勤務・決定を求める取引先や上司とは距離を置くことが40代以降の生存戦略でした。

 理想は定時で職場を出て、価値観を共有できる仲間との勉強会に参加すること。

 そういう人との付き合いは、今でも続いています。

 

 とか言いつつ、私も社会人成りたての民間時代は上司の鞄持ちとして接待の場に同行し、そこで「料亭での作法」を学び、「銀座のマダム」の指導を受けました。これは公務員になっても少し役に立ちまして、公務員は「接待を受ける側」だった時代に「接待する側の作法」を駆使することで、暴走する上司を食い止める、○○ートラップを回避するということもありました。

 でも、暴走したり、回避できなかった人って、まだどこかで現役で、しかも影響力を持つ存在なんですね(議員になったとか)。

 でも、そういう人が駆逐されつつある状況になりつつあります。

 新しい価値観を持った人が、どんどん出て来て欲しい…そう強く願う今日この頃です。