
「意見が異なる~否定し合う~けんかになる」というよくある流れが不毛なのは、建設的な結論が出ないから。解決力ある意見でも、否定し合あえば対立する意見は最悪どちらも没になるわけで、結局「解決力のない第三の意見、もしくは現状維持」になるしかない。
というわけで、優劣を競う、どちらか一つに選ぶ、どっちが正しい?? という発想を手放して、比較の視点から差異を明確にするということを高校生に「言語化して伝える」ことがあります。多くの高校生は、不毛な議論の存在を無意識に理解して、そうならないように実践できているのですが、時には不毛な方向に進むこともあります。その対策ですね。
全員が正しいということは、論理的にはあり得ない場面もあります。
ただ「その人にはそう見えている」ってことがわかるようになれば、視野の広がりが導かれるでしょう。もちろん、「その人に同意・賛成する必要はない」です。ただ、自分とは異なる視点から物事を見ることで、新たな気づきを得られるってことですね。
そのココロは、誰かが間違っているのではなく、システムが老朽化しているということ。
組織力を高めるために「属人化」している箇所を改善しよう! という発想はもっともです。でも、そういうことをいう上司の中には、トラブルが発生した時「誰の責任や!」と叫びだす人もおりまして、なかなか困りました。
公務員時代、ファシリテーションの勉強を始めたのですが、その結果、いくつかの資格を得ることになりました。リフレクションカードとか、LEGO@seriousPLAY@とかですね。で、自分のチーム内でこれを試していると、やがて課全体の研修でもとか言われます。
一応好評なのはよかったのですが、私は「転勤族」なのでいずれいなくなります。
そこで、上司の一人が課内の誰かにこの資格を取らせようと言い出しました。それは結構なことです。しかしですね、そういう勉強×資格取得には、それなりの費用がかかります。LEGOだと数十万円なんですね。上司にはその認識がないのです。
私の知らないところで、○○さんに資格を取らせようとなったみたいで、その上司が私のところにその旨相談に来ました。LEGOの場合だと、数日の研修と数十万の受講料がかかります。そのことを告げると上司が怒り始めるんですね。で、お前はどうやってその資格を取ったんだと言うので「有給休暇と自腹です」と答えました。
ちなみに、民間企業だと「受講費は会社負担×出張」が一般的です。
以降、私が研修を担当することはなくなりました。属人化した技術は組織に不要なのだそうです。別に、そのことが間違っているとか、おかしいというつもりはないです。
ただ、上司にはそういう風に見えていたと言う理解をしています。
(その上司、今は議員さんです)
ミスやトラブルの責任を人に取らせる上司に、組織の改善はできるのでしょうか?
そういう価値観が、希望ある未来を構築できるのか。
そういう議員が、日本の課題を解決できるのか。
そんな社会の片隅から生暖かく見守ろう思います。