
夏の終わりごろの松本城
年末年始は自宅で原稿書きが決定しています。年をまたぐお仕事があり、〆切が1/5という鬼のような原稿もあります。すべてリスケの影響…。
妻は、久しぶりに娘のところに行くそうです。
クリスマスに成田を出発して、元旦にシドニーから帰国とか。
一応誘われたのですが、お仕事だけでなく、出入国手続きで並ぶこと、英語をしゃべることを億劫に感じ、すいませんしました。
少し前に比べると、フットワークが重くなってきました。
出かけることが億劫になってきて、せっかく地方巡業に出てもまっすぐ帰宅です。
さてさて、妻は役職者なので定年が63歳だそうです。あと5年くらい。
でも、60歳で退職したい…と言っています。仕事が嫌とかモチベーションが下がったというわけではないそうですが、63歳までは気持ちも身体も持たない気がするとのこと。
ただ「女性を役職者にしても、結局最後まで働かないで退職してしまったじゃないか」と言いそうな人がいて、もしそうなると悪い先例となってしまうのでそれが気になるとのこと。
それは、あなたの責任ではなく企業の問題でしょうというのは簡単ですが、昭和生まれとしてはそういう価値観の人がいること、そういう価値観に組織が振り回される現実はよくわかります。
私たちは学生結婚です。別々な企業に就職して、しばらくすると同期が寿退社する(妻)、披露宴に招待される(私)ようになります。すると妻は「独身のお局」、私は「君もそろそろ結婚して子供を作りなさい。独身のままだと一生半人前だぞ」と言われるようになります。そういう時代。
やがて、妻が産休を申請すると「上司との不倫説」がささやかれます。
産まれた娘は妻の扶養にしました(扶養に関する福利厚生は妻の企業の方が圧倒的によかったのです)。すると「シングルマザー説」が広がります。
私の方は、出産祝い金の申請書類を提出してしばらく経つと、「不倫の子供認知説」が湧きます。
(これは私たちにも責任?があって、妻も私も太って指輪が…)
変な夫婦である私たちはこの状況を面白がり、放置するとどうなるかという社会実験を進めることにしました。そういう噂が自分の耳に入ってきても、いつも通りの笑顔とテンションで働き続けると周囲はどうなるか、何も知らない上司(あるいは真相を知っている上司)はどういう対応をするのか、企業は社員をどのように守るのか…です。
これは面白かったです。その人の価値観が透けて見えるので、どういう人と仲良くすればよいか、距離を取るべきかがよくわかりました。
ただ年を取ったので、若い頃のように人の悪意を面白がる気力がなくなってきました。悪意を浴びるのはもうしんどいです。
そういうこと? と聞くと、そういうことだそうです。
とりあえず、あなたが育てた娘に会って愚痴聞いてもらったらいいんじゃないの…と伝えました。
私自身も早期退職決断の要因に「人の悪意」がありましたし、早期退職してよかったことは「周囲から悪意が消えたこと」です。
悪意への耐性が低下したら、環境を変える方がいいですね。
とりあえず、妻がどうするのか見守りたいと思います。