11月も最終日。早期退職したのは5年前。
よくここまで生き延びたな…としみじみ感じます。
そして、早期退職してよかったと、あのとき決断してよかったと素直に思えるようになってきました。
最後は都内の民間企業でした。そこで定年まで勤務していれば、今は退職して3か月目になります。多分、都内の賃貸で失業給付金をもらいながらダラダラと暮らしているでしょう。
無職になって賃貸の更新ができるかに怯え、金利の低~い銀行預金しか持たず、投資に無知で、65歳の年金受給まで収入のあてもなく、物価高が進む中、資産を崩しながらの生活になったはずです。
しかし、早期退職したおかげで、今の暮らしがあります。
地方移住して持ち家を所有し、稼ぎや投資で収入を得て、資産を崩さない暮らしが可能になりました。FPの資格を取ったり、大学に通ったり(来年3月卒業予定です)、小説を読んだりという学びの時間もあります。
早期退職することのリスクは経済性で、それを考えれば、早期退職は危険です。
しかし、新しい暮らしをつくるには少しでも若い方がよいという逆説もあります。
私の場合、55歳で退職したことで今の暮らしがあるんだなと思います。何せ投資など未経験なことが多く、組織を離れて自営業の大変さを知ることも多かったです。早期退職してここまでやってきたことを、もし定年まで勤務して今から始めることができるか…と考えると難しいです。
振り返ると早期退職のリスクをひしひしと感じ、その危機感があって「移住・稼ぎ・断捨離・投資・大学」に取り組めたのだと思います。もし定年まで勤めあげていれば、その満足感・虚脱感に浸ってしまい新しい暮らしを構築する気力は持てなかったかもしれません。その場合、今よりも無駄な支出な多い暮らしになります。にもかかわらず収入のあてはありません。となると、定年まで勤めた方が経済的リスクが高くなったかもしれません。
そもそも、今から不動産を購入するとなるとかなり高額です。
来年から新しい稼ぎも始まります。
思うのは、早期退職してよかったと思える暮らしを維持したいということ。
というわけで仕事に戻ります。