大町の風景、山の向こうに黒部ダムがあります
やっと天気も良くなったので、宿泊付のロングドライブと思いまして、富山・福井方面の宿を調べると高い!
なぜ…と思って調べると、今日は富山、明日は福井で、巨人戦(VSベイスターズ)があるんですね。それは混むし高いです。
というわけで、遠出はやめて、市内の散歩にしようと思います。
ただ、寒いです。先ほどまで気温は一桁でした。
研修教材・探究教材を作っていると、「なぜ今、探究なのか」「研修の目的は何か」という根源的なことを明らかにしないといけません。
私は「人口減少」だと思っています。
人類が「人口減少の状態に入る」のは有史以来初めてのはず。戦争やパンデミックで一時的な減少はあっても、基本的には人口は増え続けていました。
人口減少は、たとえば過疎の田舎町だけ、日本だけの問題ではないです。
おそらく地球規模の問題。弱い動物ほど生存のためにたくさん子供(もしくは卵)を産むわけですが、人間もそういう種だったはず。しかし、科学・医学・経済などの進歩によって新生児の死亡率が下がり、平均寿命が延びました。種として強くなったんですね。この先、医療が世界の隅々にまで行き渡り、途上国経済の発展が進めば、その地域でも「たくさん子供を産む必要がなくなるのが自然の理」というのは友人(生物学専攻)の弁。
人口減少は「神の見えざる手」によるのかもしれません。
ま、それはともかく「若い人が結婚しない、子供を産まない」という言説をここでは無視することが大切。その意味は「誰かの責任、つまり他責にしても解決しない」ということ。したがって「なぜ人口が減るのか…という方向性」はあまり有効ではないとも言えます。
「人口減少という未来を前提としたシステムの構築」という方向性が有効性が高いと考えています。WhyよりHowですね。
ここで重要なのは、「人口減少という事実を受け容れる=都合の悪い事実を受け容れる」ということ。都合の悪い事実の受容というメンタルの有無が、考察・結論の差になります。この事実が受け入れられない人は、人口減少というテーマから外れた考察・答案を示すことが多いです。社内では優秀と言われている社員の方でもズレた答案を書くケースが少なくありません。5段階でE評価になるのです。
都合の悪い事実を受け容れることができるかできないか…というメンタルが考察に影響するとなれば、「都合の悪い事実を受け容れることをテーマとしたワーク」の作成になります。
ということを進める今日この頃、散歩しながらいろいろ考えます。