◆「断捨離」は、割と進みました
人生後半の賃貸暮らしでは、「家具家電付き物件」を選びました。
これで、断捨離が進みました。断捨離後の引っ越しは「宅急便」、現在の松本への引っ越しは「ゆうパック×自家用車」で完了しています。
断捨離から学んだことは、「物を持つことにはお金がかかる」ということ。
車が代表ですが、100万円の車を買うと、その後、維持費で100万円かかります。
「車検×保険×税金×駐車場×タイヤ」ですね。
逆に言えば、「物を持たなければお金はかからない」。
松本暮らしの快適さは、「モノを持たないこと」も大きな要因です。
◆1カ月10万円未満生活の実現…
賃貸から、持ち家になって、出費は減りました。
もちろん、マンションですから、管理費・修繕積立金・固定資産税はかかりますが、家賃よりは安い。そんなこんなで、松本暮らしに慣れてきた昨年後半あたり、1カ月の生活費が10万円を切りました。目標設定して頑張ったわけでなく、日々の節約を意識しているうちに、生活サイズが小さくなっていったという感じです。
尚、1カ月10万円の中には、年金・税金・保険などを含みます。つまり、この暮らしを年間通して実現すれば、年120万円で暮らせる…ということ。
ただ、旅行に行ったり、今後家具家電の買い替えも必要ですから、年120万円というわけにはいかないですけど。
◆今年の5月までの状況を整理すると
自家用車と大学の費用(学費・テキスト代など)を除けば、「月10万円未満の達成率」は高いです。月によっては、自家用車経費を入れても10万円未満達成しています。
懸案事項であった、「通信経費の改善・断熱リフォーム」が終わったので、この後「大きな臨時出費」の予定はありません。
生活サイズが「コミコミ月10万円未満」で落ち着くと…いいんですけどね。
◆昨今の物価高で感じるのは…
ここまで生活サイズが小さくなると、やはり「水道光熱費×食費」が達成のカギを握ります。水道光熱費は、節約もしますが、あとは政府に頑張ってもらうしかない。
食費は、スーパーによる価格差が大きくなってきました。値上げ率が高いのは「徒歩圏のスーパー」。これは、車を手放した後の生活を直撃しそう。
車で行くスーパーは、値上げ率が低い、もしくは価格が維持されている商品が多いです。
世間には、「高齢者の生活費・食費が高いのではないか=贅沢」という声もあります。しかし、「自家用車を持たない」「火を使うのが危ない」「体力・認知力が低下する」と、「食費の節約が不可能」になります。
高齢者がコンビニで弁当を買う姿を見ることがあります。コンビニ弁当も高くなりましたね…。何で…と思う人も多いです。しかし、そこには、一人暮らしの高齢者が、危うく火事を起こしかけ、家族から火を使うことを禁じられて…というケースもあります。私も、食品や灯油を「生協などの宅配」にする日がやがてくるでしょう。
今のような節約が、物理的にできなくなる日が来るんですね。
逆に言えば、そうなる前に、「節約習慣・生活サイズの縮小を日常」にしておくしかありません。
老後とは、元気な時には可能だったことが、できなくなっていくこと。
できなくなることが増えると、今よりお金がかかる暮らしになりそう。
断捨離とミニマリスト的暮らしは、元気なうちに…ということみたいです。