55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

学校の先生になるかどうか迷う高校生(学習支援から)

 

ガス代の請求額が1,050円

 給湯器を交換してから、ガスの使用量が下がりました。

 壊れても交換する部品がないという古いものを、新品にしました。

 すると、ガス使用量が「2㎥」になり、今月まで続いています。

 料金は、1,050円。

 過去の記録を見ると、同じ使用量で1,000円を切ったこともありましたから、値上がりはしています。また、今年の2~9月までは政府支援の調整料金となっていますから、10月以降は…です。

 でも、一時は2,000円を超えていましたから、気分的には楽です。

 

学校の先生希望の高校生…

 悩んでいるそうです。学習支援で関わっている高校生さんですが、どうしようかと。

 今は、「教育支援」をする企業・NPOがたくさんあって、そこに就職もできます。

 貧困支援・発達支援・災害支援・学習支援などなど、いろいろあります。新型コロナによる休校・リモート授業実施の際、「インターネット回線のない家庭」に、無料Wi-Fiを配布するなどは、公立学校・教育委員会単位で実施できた地域もありますが、「教育支援団体」が、予算から配布まで、その手配を行った地域も少なくないです。

 発達支援は、民間団体もありますが、公的支援もあります。各自治体には「発達支援センター」があるはず。そういう場所と結びつき、適切な支援を受けている生徒さんは、「学校生活でも困難」が減ります。要するには、「こういうケースでは、こういう行動をしようというトレーニング」を受けているんですね。つまり「自己解決=自立訓練」が可能なのです。

 このように、「教育支援機関」では、該当する分野で専門的なアプローチをすることが可能。

 一方、「学校」には、支援が必要な生徒さんが全部います。

 もっと勉強したい子も、もっとお金が必要な子も、もっと愛情が必要な子も…。

 いわゆる「真水」なんですね。これに対し、全方位的な対応と、個々への対応とが並行して求められると言えるでしょう。

 

教育は何の場?

 学校は「学びの場」です。ただ、学びを進められない状況・困難があるならば、その解決に手を貸すことはやぶさかではない…ということですね。

 悩みがある、勉強の仕方がわからない、相談したい…なら、先生方の「人間としての経験値」で対応できます。

 しかし、「給食費を払いたくない」「朝起きれない」「親の仕事が終わるまで学校で預かってほしい」は、先生のお仕事なのか…ですね。

 これは、福祉・医療・行政などの領域であり、それぞれの分野の専門知識(法律や制度など)がないと対応できません。ですから、教育学部や教職課程では習いません。

 それは、「教育の範囲」ではないからですね。

 この点を掘り起こして、「学校の先生は世間知らず」というのは、ちょっと現場に厳しすぎますし、逆になんでも「学校で…」というのも限界と思います。

 

学校の先生の成り手が少ない…

 個人的な見解ですが、「教育学部」「教職」の学生数や、就職先に「教育関係」を希望する学生さんの数が激減したというわけではないと感じています。

 ただ、以前なら学校の先生になった人が、たとえば、特別支援の研究をして、特別支援を専門領域としている「教育支援企業」に進むということはあります。

 学校の先生から「教育支援企業」に転職する人も増えてきました。

 「学校の先生」に「学問の専門性」「子供たちの成長を支える専門職」以外のものが求められるようになりましたね。親・家庭の支援という福祉・医療・行政が担当するものが求められています。そういう意味で、オールラウンダーになってきました。

 こういう状況は、高校生さんの目にどのように映っているか、今度聞いてみたいと思います。

 

 私が恐れているのは、学校の先生が「支援事務・対応」を行い、私のような外部の人間が「授業」をするようになる世界観。

 今、お手伝いで参加している「学習支援」でも、そういう傾向が見えてきます。

 私が生徒さんと対話している時間、先生方は事務作業をしています。