55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

コロナと同時に始まった早期退職生活(5)

 

松本暮らしが始まる

 早期退職した翌年の5月末、松本市民となりました。

 感染拡大まっただ中です。

 引っ越しは、一部をゆうパックで(自宅回収・自宅配送)、残りは自家用車で。鍵の受け取りなどの事務手続きと掛け合わせ、2往復半(最後は片道なので)で完了。

 当時は、まだ県外への移動に神経質な社会状況であり、私も現在のお仕事を始めたばかりで感染が怖く、松本への移動では「コンビニなどでの途中下車なし」というストイックな姿勢でのぞみました。

 

コロナ禍の松本は…

 とても静かでした。人が少ない…。

 松本城も、あがたの森公園も人が少ない。平日のイオンモールはガラガラに近い。

 全体に人口密度が低い。移住してきたよそ者としては、とてもありがたいというか、地元の人には申し訳ないのですが、引っ越し初期の、この静かで人口密度の低い状況が心地よく、松本という街が好きになるきっかけでした。

 もちろん、今では国内外から多くの観光客が訪れ、イオンモールの人口密度は高まっています。ただ、静かな状況から入った私は、今の状況も「活気が戻ってきてよかった」と、甚だ身勝手ですがポジティブに感じており、やはり、松本っていいな、自分にあっているな、人生の締めくくりをここで過ごせてよかったと思っています。

 

松本で最初の冬を過ごすと

 覚悟していたとはいえ、松本の冬はなかなか厳しいものでした。

 最初の冬はセルフ断熱。そして2度目の冬の前は、市の助成金を利用しての「断熱リフォーム」をしました。コロナの影響はこんなところでもあって、給湯器の入荷に時間がかかる(半導体不足?)、断熱サッシもなかなか届かない(資材不足)というわけで、春に発注した工事は、10月(窓断熱)、翌年2月(給湯器交換)までかかりました。

 話を戻して…、松本で最初の冬を越すと、早期退職生活は3年目、新しいお仕事は2年目になります。お仕事の収入が入るようになったので「外食」という贅沢ができるようになります。

 こちらには「大衆食堂文化」がありまして、カレー・かつ丼・から揚げ定食という、私の人生に欠かせないアイテムがおいしい。しかも「大盛り・デカ盛り・メガ盛り」というヴァリエーションまである。

 ちなみに、「かつ丼」は、「卵とじ・ソース・味噌」が基本ラインナップ。

 これに、「たれかつ丼」「ソース卵とじ」などのヴァリエーション。

 まだ未挑戦のものもあるので、これからと思っています。

 

生活規模のタウンサイズも進む

 マンション購入は大きな出費でしたが、賃貸から持ち家になったことで、日常の出費は大きく減りました。月々の水道光熱費の総額も(冬の期間を除けば)減少したのはよかったです。早期退職生活では、「ランニングコスト」をカットすることが重要。

 そういう意味でも、松本はよかったです(個人の感想です)。

 「早期退職×松本暮らし×リモートワーク」で必要なモノは、現役時代とかなり異なります。必要なものをそろえ(自宅PC環境の充実と防寒着)てみると、「これ以上ものが増えるのは嫌だな」という気持ちが芽生えます。

 モノの少ない暮らしの身軽さ・快適さが身についてきたようです。

 すると、出費は「水道光熱費・食費・ガソリン代」が中心になります。つまり、ストレスの解消や生活イベントが「買う」から、「食べる・出かける」に移行したということ。いわゆる「コト消費」ですね。これが、月10万円未満生活の実現につながったのではないかと思います。

 

 早期退職生活は昨月で4年目

 松本暮らしは今月で3年目

 ちなみに、このブログは昨日で4年目

 5回シリーズで振り返ってみると、初期の「退職ハイ」の自分が恥ずかしく、同時にやっと少し落ち着いてきたのかなとも感じました。

 ひょっとすると、このようなことを書くことが、人生の節目の儀式であり、通過儀礼を経て自己が変わっていくという大きな流れを導いているのかもしれません。

 というわけで、毎回、たくさんの人に読んでいただいておりますこと、感謝申し上げます。ありがとうございます。

 今後ともよろしくお願いします。