◆マスクどうしていますか
ほぼ自宅で過ごしています。買い物と散歩くらいしか外出しません。一日24時間でマスクをするのは10分程度。
スーパーなどでは「マスク着用のお願い」があったりしますので、外出=マスクという生活になっています。ただ、登下校中の高校生や、松本城を観光する外国人には、マスクをしていない人もいます。私も、マスクをつけて外出しますが、周囲に誰もいないときは外します。外すことに罪悪感はなくなってきました。
そんな中、そろそろ「対面」でのお仕事の打診も入ってきました。
たとえば、学習支援に参加させていただいている高校に来てくださいと言われた場合、その場ではマスク着用でと考えます。その方が無難だろうという判断と、個人的にはやはり感染したくないという心境です。
校長先生は、生徒さんのマスク着用について「自分の考え・判断」としているそうです。そのココロは、マスクに内在する「同調圧力」からの解放だそうです。先生方も、自分の判断です。さすが。
◆2020年4月に始まった早期退職生活は…
3月にはマスクが品薄となっていました。首都圏の公共の場では、そろそろマスクをしていないと視線が厳しいというか、マスクをしていた方が気が楽という状況だったと記憶しています。そして、すぐに緊急事態宣言が出ます。
マイナンバーカードを持っていたことで、公的手続きは楽でした。自宅からネットでできましたからね。例の10万円給付もネット申請しました。
一方で、企業や学校などは混乱を極めていたと感じます。その中でテレワークなど、それまで存在していても使われていなかった技術・方策が解決手段となります。つまり、既存の価値観の影響で停滞してたことが、一気に進化したわけで、そういう意味では「取り残された感」や、こんな状況の中安全な自宅でのんびりと過ごしていることへの「罪悪感」がありました。
◆早期退職者、お仕事を得る
失業給付金受領のため、月に何度かハローワークに足を運びます。
そこにある求人は、大きく「清掃・配送・警備などの体力仕事」か、「プログラミング・調理・保育・介護などの有資格者を求めるもの」にわけられます。企業などで普通に働いていた人が、その経験を活かして…という求人は見当たりません。
就職活動は、「求人サイト」「転職・人材派遣専門企業」が入り口のようです。
そんな中、「紹介」という形でお仕事を得ました。
その企業は、私が現在いただいているお仕事を担当する人を求めていました。ただし、募集はその企業のHPの「採用情報」のみで告知。ハローワークや求人サイトなどを通じての広報はしていません。その企業のHPを見ないと、採用情報には気づけません。まず情報にたどり着くまでが大変です。
幸運だったのは、その情報を「紹介してくれた(教えてくれた)人の存在」
紹介してくれた知人は、その企業と取り引きがあり、募集を知っていたということです。したがって、最終的には、「HPの採用情報」から応募して受験・審査・合格となりました。紹介で公募に参加するという形です。
早期退職者の転職には、こういうケースも多いのではないでしょうか。
◆日常生活では…
今まで働いていた時間に、買い物・図書館・旅行に行けます。
しかし、昼間スーパーにいる人は高齢者ばかり。以下同文。
最初は、「何だ…」と思いますし、そういう方々に比べれば少し若い私は「お前こんな時間にこんな場所で何をしているんだ」という視線を感じることがありました。
少し気楽になるのは「月曜日・水曜日」。要するに土日お仕事の人の定休日は、月・水が多いのですね。だから、私がいても違和感が少ない。
やがて、自分が「高齢者側の世界に所属していること」を受け容れる瞬間がやってきます。「早期退職」という言葉はありますが、現実の世の中は「働いている人、働いていない人」に分類されます。わたしは「働いていない人」。
そういう中で、どうやって心身の安定を図るか、ビンボー生活を維持するか…を考えると、メンタルが強いとは言えない私には、結構試練の日々でした。
(続く)