◆お仕事の終わりが見えてきて心が落ち着いてくる
お話は昨年からいただいていたのですが、何せ、量が多いお仕事で…、しかも、打診の頃にうかがっていた量の「倍近く」になって、最悪「終わらない」「〆切を伸ばしてもらう」などの危機感がありました。
〆切は今週木曜日、最大伸ばして土曜日と言われていましたが、火曜日か水曜日には提出できそうです。見直しも並行して進めているので、完成即提出が可能。
組織でのお仕事と、個人でのお仕事とは、優劣で比較するものではないという前提をご理解いただいてと思いますが、〆切に対するプレッシャーは個人の方がしんどいですね。自己解決しか解決の手段がないのは、なかなかです。
◆遠藤周作氏のエッセイに…
仲のよかった「安岡章太郎さん」と、「作家という職業があってよかったよな。作家という職業がなければ、俺たちは飢え死にしていた」と語り合ったという一節があります。これは、会社員になる・組織に所属する・人と一緒に働くことは自分にはできなかったという自虐的な自己評価を前提とした表現。要するに、「社会不適合者」を自認していると言えます。
「3丁目の夕日」の時代、会社員と自営業との比率は50:50と言われていました。
現在は、9:1で会社員が多いです。私も多数側の会社員側だったわけですけど、私も社会不適合者を自認しておりまして、なかなかしんどいことや、周囲に迷惑をおかけすることが多かったです。そういう意味で、早期退職後、時間の経過とともに、日々の暮らしが楽になってきています。
◆長く付き合いたい人とは会わない方がよいという逆説
早期退職した時、そのことを人に伝えませんでした。
お世話になった方々には「無礼」ではありますが、伝えてどうなるものでもありませんし、そこから新しい人脈やお仕事が生まれるわけでもありません。幸か不幸かコロナの感染拡大もあって、黙ってじっとしてることが可能でもありました。
それでも、早期退職したことと関係なく、要件があって連絡をいただくこともあって、もちろん件数は少ないですが、それらがその人との関係性や社会とのつながりを導いてくれます。
やはり、早期退職したら「自分の殻にこもって、社会から距離を置く」という暮らしが、私の心身にはあっているようです。つまり、大切にしたい人との良好な関係を維持するには、何もしないということ。
そういうことみたいです。
◆晴天の日曜日の今日は…
自宅にこもって仕事を進めます。
お仕事を進めている間に、残念ながら、松本市内の桜は散りつつあります。
明日は、少し早起きして、白馬方面に行って「満開の桜」を見てこようかと思います。平日の方が人が少ないでしょうし、明日も天気は良さそう。
夏目漱石が晩年の講演で語っていた「自己本位」とは、こういう心境なのかな…と思う今日この頃。今のお仕事が終わったら、漱石を読み直そうと思います。