55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

学習支援ボランティアからの学び

 

遅い冬休みは今日でおしまい

 今週から、お仕事開始です。

 この後、データが届き、明日ミーティング。

 だいぶ充電できました。何もしていないんですけどね。ただ、来月末〆切の原稿書きと、学習ボランティアとはやっていました。

 原稿は、先ほど初稿を提出済み

 学習ボランティアは、いよいよ国公立大学直前です。

 

小論文のスキル・マインド・モラル

 小論文は、学問上の課題・社会課題を扱うものが多いです。

 そこで問われることには、こんなことがあります。

 ・課題を見つける観察力(デザイン思考)

 ・課題を構造化する思考力(システム思考)

 ・課題の原因や解決策を具体化する力(問いや仮説を立てること)

 この段階で大切なのは、マインドなんですね。

 俗にいう社会課題は、「みんなで取り組んでも解決できないこと」「当事者には責任のないこと」です。これに対し、「みんなで取り組んでも解決できないことに、解決策はない」「自分、もしくは自分たちの世代に責任のない社会課題に、なぜ自分が取り組まないといけないのか」という反応を示す人も少なくありません。

 このようなマインドで小論文を書くと、社会課題は「悪の糾弾」、解決の発想は「悔い改めよ」になります。これは、主観に偏ります。ある方の言葉を借りると「それって、あなたの感想ですよね」になります。

 気持ちはわかるんですけどね。マインドセットとしては改善した方がよい。

 

Z世代のすごさ

 Z世代という言葉には抵抗があるのですが…、あえて使ってみます。

 この世代の凄さは、「自分に責任のない社会課題に関心を持ち、この解決に取り組みたいという意欲」があること。つまり、他者の幸福実現に意欲があるのです。そして、他者に対する距離感が良いんですね。ものごとを俯瞰的に捉える力があるので、「押し付け」がないんです。

 たとえば「子ども食堂」の運営や現場に関わっている高校生がいます。

 このテーマでディスカッションすると、「子ども食堂の活動を支えること」は手段で、目的は「子ども食堂の必要のない社会の実現」という前提が、最初に確認されます。

 

薬学部に合格した高校生の発想

 認知症をテーマとして練習問題ではこんなことを書いてきました。

 「認知症のない世の中」にしたいというのが主張。その実現には

 ・認知症の治療薬の開発

 ・認知症の人もふくめすべての人が暮らしやすい社会の実現

 という視点が示されていました。

 こういう発想を「前提・出発点」としているのです。となると、あとは「仮説の実践・検証」になります。仮説の効果と課題を明確にして、解決に近づくこと。

 それは、受かりますね。

 というわけで、頑張れ受験生! 合格を祈っています。