55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

ちょっと珍しいお誘いがありました

 

珍しくお誘いがあって

 福島県の知人から、「震災×防災」のイベントに誘われました。

 参加者としてかな…と思ったら、ゲストスピーカーでした。

 いやいや、それは、ありがたいのですが、ちょっと悩みました。

 開催場所は兵庫県。集まるのは市民、高校生、大学生など

 日程は、東日本大震災の日。

 そういえば、間もなく阪神淡路大震災の日ですね。

 

主催者は

 私より少し若い方ですが、阪神淡路大震災の被災者です。

 震災のことを語り継ぐ活動をされていて、ただ、自分が語るのではなく、震災を知らない世代から「新たな語り部」を育てようとして、その種を撒いている方です。

 時間が経過し、阪神淡路のことを語り継ぐのは難しくなっています。

 高校生から大学生に関心を持ってもらうために、関西在住の若者を、岩手・宮城・福島など「東日本大震災の現地を見る、話しを聞く」という活動を行っています。

 そこから足元、つまり阪神淡路大震災への関心を持つという流れですね。

 

美談もあれば、醜い姿を見ることもある

 震災に限りませんが、いろいろなものを見てしまいます。

 そして、当事者って実は一番情報に疎いんです。現地には、電気も電波もなく、寝る場所と水と食料を確保する日常を送っています。おそらく、全国各地でテレビを見ている人が一番情報通です。そこでは、視聴者が求める定番のストーリーが求められ、創られ、流れされます。

 すると、温度差が生まれるんですね。

 現地と、現地以外とで、情報が異なり、価値観が異なり、分断に進んでいきます。

 これが、結構困るんです。

 

ネガティブなリアルを語るのは…

 あまり喜ばれないんです。そうですね。

 また、こういう話題は、「震災そのもの」というよりも、「震災によって可視化された社会課題」だったりします。そういうことを聞きたいのではない! という反応もあります。

 ただ、今回の主催者の方は、私と同じ悩みを抱えている、そういう課題意識を持っているようです。

 参加を前向きに考えようと思います。はい。