◆早期退職には資金が必要
早期退職を考え始めたのは40代の頃。
早期退職=仕事を辞めるというイメージ。
要するに、働きたくない・仕事したくないという現実逃避型の早期退職。
ということは、年金受給まで無収入。この期間の暮らしを支えるのが早期退職資金。
早速貯めにかかりました。40代で貯金200万円くらいでした。
◆年金収入で暮らす練習を開始する
年金は月16万円という想定。
そして、16万円だけを生活費口座に振り込んで、給与・ボーナスの残りは財形貯蓄に回すという荒業をかけました。家計簿をつけるなどの細かい作業が苦手なので、強制的手段を選択。何に使ったかは、預金通帳とカード払いの明細で確認です。
達成まで意外とかかりました。
で、達成を導いた要因が、断捨離だったのです。通信関係・サブスクの整理と、家具家電の処分ですね。当時は、WOWOWからスカパーまで加入し、世界中のサッカーを見るという贅沢な暮らしでした。PCとiPadそれぞれにSIMも入れていました。こういうものを辞めたり、統合したりして支出を減らし、部屋を狭くするだけだった家具を処分しました。
◆早期退職後は
現役時代、社会保障費は「企業が半額負担」してくれています。
ですから、実際には16万円では暮らせないんです。
となると、節約です。言葉を換えればビンボー生活です。早期退職後も、通信関係・サブスクなどをさらに整理しました。大きなものを整理するというよりも、月単位でかかる100円単位のものを削ることが効果的でした。クレジットカードの解約から始まり、icloud(月130円)とか、携帯プランの変更(月1000円の減額)とか、そういうところを見つけては減らすと、年間で5万円くらいの節約になりました。
◆ビンボー生活を楽しみにかえる
余分なものを削るというのは、芸術や創作の世界では大切なこと。
この「余分なものを削る」という発想を生活に取り入れればいいだけ。これがミニマリスト的生活ってヤツかもしれません。
「ビンボーでも楽しい」から、「ビンボーだから楽しい」への進化ですね。
冬の寒さ対策を「加熱」から「断熱」に転換する。節約とポイント活動とを一体化して「削ると増やすとを同時進行」にする。金利のよいネット銀行の活用。外貨や株式の積み立てですね。ドルとユーロは一度利確したあと、様子をみて積み立てています。現在の為替状況と私の相場理解力だと、この方が増えます。
というわけで、暮らしのリノベーションを進めています。
時々、月10万円未満生活が実現できるようになりました(年金・税金など込み)
来年は、これを「時々」から、「常時」にできればと思います。
あと、来年5月で、松本生活も2年になります。大きな断捨離をと思っています。