55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

早期退職の決断を阻む「定収入を失うことの恐怖」について

 

現在いただいているお仕事のことなど

 早期退職して1年目の末にご縁がありまして、今のお仕事が始まりました。

 2年前の今頃お話をいただき、11月に「面談×打ち合わせ」を経て担当が決まり、「12月〆切×1月入金」でスタート。1年目は月数千円からスタート。「仕事なし×無収入月」もありました。今思えば、のんきでしたね。

 2年目の目標は、毎月仕事×毎月収入でした。これは達成確定です。ありがたい。

 

早期退職するかどうか、悩んでいた頃を振り返ると

 勤め人でしたから「月給×定収入」がありました。

 早期退職の不安とは、つきつめていくと「定収入を失うこと」への恐怖なんですね。

 仕事量に関係なく「定収入」であることに、不満や罪悪感を抱き、批判や羨望を受けることは多かったのです。ただ、大学を出てすぐ就職したわけで、「定収入」以外の暮らしの経験がない。そうなると「定収入喪失後」の暮らしが想像できないわけです。

 「働くこと」よりも、「組織に所属すること」で給与を得ていたという感覚の方が強いんですね。「早期退職する→組織から離れる→収入を失う」という流れです。

 

不定期収入になってみると

 勤め人時代よりも「収入」は激減です。

 ただ、勤め人時代より「支出」も激減しました。

 そして、最近「ポイント活動」やら「投資」などをはじめ、不労所得が少し入るようになりました。これが「定収入」になるんですね(笑)。

 現役時代、「ポイント活動×投資」などの定収入(?)があれば、早期退職の決断に悩む時間はもっと少なくて済んだかもしれません。

 Fireという言葉も生まれていますが、要するに「組織を離れても暮らせる」ということは、「働かなくてもよいほど資産ができた」「組織を離れても定期的な収入を得ることができる」のどちらかなんですね。

 とはいえ、「資産を作る×組織を離れても定収入がある」の根源は同じと思いますが…

 

早期退職を実現するには

 もちろん、ある程度資産は必要です。

 しかし、「組織を離れても収入がある」という状況を作ることが重要な気がします。

 そういう「知恵×能力×人とのつながり」が大事かもしれませんね。

 そして何よりも「早期退職してよかったか否か」「自分の早期退職は成功か失敗か」という「二分法的な価値観・思考」から離れることですね。

 

 早期退職の幸福は、お金で換算できるものではないです。

 ただ、少しはお金があった方がよいという逆説もあります。それを、いかに楽しみ、学び、実践するかではないかというのが、昨今の心境です。