◆覚えるべき時に覚えなかったという言い訳
周囲を見渡すと、高校時代に麻雀、大学でパチンコ・競馬、社会人になって不動産投資・株・ゴルフをおぼえていった仲間が多かったです。
で、私は、この流れに全然乗れませんでした。
麻雀・パチンコを面白いと思うことはなかったです。煙草の煙が苦手だったこともあって、一応その場に連れていかれたことはありますが、それっきりです。
バブル時代に社会人になりました。株・不動産投資でバンバン儲けていた友人も少なくありません。飲み会ではそんな話題も多かったです。しかし、その後、音信不通になる、会うと顔色が悪い、急激に痩せる…という状況を見て、「株・投資とは儲からないもの」という価値観が強くなりました。
◆早期退職してお金の勉強をしてみると
勉強をしても、「投資はバクチ(笑)」という基本的な価値観は変わりません。しかし、「自分がコントロールできる範囲内で、銀行金利よりも多めに稼ぐ」という発想ならいけそうな気がしました。現在の私の預金金利「0.2%」以上稼げば私の勝ち。
何より、お金の動きの背景にある「社会の動き」に興味を感じました。お金の動きは、社会の動きの反映でもあるんですね。というわけで、為替からやってみました。
◆4月にドル・ユーロを買う
4月に、ドル・ユーロを100万円ずつ買いました。
原資は、いままで地方銀行に死蔵されていた預金。赴任地で給与振り込み口座として作って、そのまま放置していたお金です。
ドルは、120円台で買って130円を超え、約8,000円のプラス。
その後、130円台で買って140円を超え、約10万円のプラス。
ユーロは、130円台後半で買って含み損大会。
その後、140円を超えて数万円のプラスが出ましたが、最終的にはマイナス。
ユーロは、6月に二十数年ぶりの高値が出て、ここで利確しておけばプラス収支だったのですが、ここで引っ張ったのがいけなかった。ただ、トータルでは約4,000円のマイナスで済みました。そもそも高い時に買っていた(このあたりが初心者)ので、リセットしたかったのです。これがユーロ損切の顛末。精神的な限界。
◆約5か月の成果は
利確は10万円。ここで粘ればもっと…と言われるかもしれませんが、個人的には十分満足です。これ以上稼ぐと、別な支障も出ますし…。
欲にはキリがない。自分が納得できる確定の仕方はないかと考えていました。そんな時、ドルがユーロを超え、両方とも140円超えが見えてきて、140円を超えると10万円というキリのよい数字になることがわかってきました。
そして昨日、「ドル×ユーロ」がほぼ同時に140円を超え、プラス10万円になったところで確定に動きました。
投資額は200万円ですから利率は5%ですね。目標であった銀行金利は超えました。
ただ、振り返ると、この世界情勢・為替変動の中で手を出した自分の無知に気づきます。ビギナーズラックですね。今後の相場がどうなるかはわかりませんが、今回のような結果を繰り返せるかどうかはわかりません。
というわけで、そろそろ株式の積み立てをと考えています。
自分がコントロールできる範囲内で。