◆早期退職してみてわかるのは…
早期退職前に想定していた生活とは、かなり異なること。
想定していたことは、単なる夢(笑)。
全然地に足がついていなかったなと、過去の自分を嘲笑しています。
特に、収入面ではいろいろ思うことがあります。
ちなみに、早期退職半年時点で、こんなことを書いていますね。
ojisann5560.hatenadiary.com
◆早期退職した時は賃貸生活でした
終の棲家はのんびり探そうと考えていました。
しかし、無職で借りられる賃貸は限定されること、そもそも賃貸家賃で家計が圧迫されることもあり、早々にマンションの一部屋を購入しました。振り返ると、この決断は間違ってはいなかったと感じます。理由は、物価高の進行ですね。
賃貸価格も、分譲価格も上がっていますね…。借りていた賃貸も、私が出た後しっかり値上げしていました。それでも、あっという間に次が決まったそうです。
物価高は、食費・水道光熱費を直撃します。「分譲×都市ガス×直売所で野菜を購入できる×近くに湧き水がある」ことで、かなり助かっています。もし、まだ東京圏で賃貸生活だったら…資産減が今より進んでいたと感じます。
◆具体的にどれくらい収入があるといいのか…
月々の固定費以上、非課税所得以内というのが現在の方針です。
大学生となったこともあり、時間的に仕事量を増やすことは避けたい。というわけで、学生の間は、申し訳ないのですが非課税所得内でと考えています。
月々の固定費は大雑把にこんな感じ。
①年金、税金、健康保険など 年間約30万円
②マンション管理費、自家用車維持費 年間約40万円
③光熱費、通信費、サブスクなど 年間約20万円
④合計 年間約90万円
というわけで、何も食べずに部屋にいるだけで、年間90万円はかかる。
(自家用車が贅沢と言えばそれまでですが)
つまり、自宅を所有しているという前提にはなりますが、年間90万円くらいの収入=固定費を稼ぐことができると、経済的にはかなり楽になります。
たとえば、暮らしのサイズが「年間200万円」であれば、資産は年110万円の減少で済みます。これだと、将来的な不安もかなり減ります。はい。
◆こんなことを考えた一本の電話…
知り合いの先生に頼まれて、ある高校の学習支援ボランティアをしています。
その学校の教頭先生から電話がありました。その高校のある自治体への「講師登録をしませんか」というのが主訴。
大学院まで進んだこともあって、私、教員免許2教科持っています。趣味で楽器を演奏するので音楽系部活動のお手伝いも不可能ではありません。しかも、元教育委員会所属(行政職)という、実に使いかってのよい人材ということですね…(笑)。
それだけ人手が足りないようです。松本からの交通費出るって…本気ですかね??
逆に言えば、今講師登録すると即採用のようです。丁
もちろん、引き受ければ年間で100万円以上の収入になるでしょう。しかし、それよりも、今の穏やかな日々と、大学での学びと、少しの収入を守りたいですね。
というわけで、丁重にお断りしました。元公務員としては道義的に許されざる蛮行とも思いますが、更新制度に反対して飛ばされた過去もよみがえり、現在の「無償ボランティアを継続」ということで納得していただきました。
ある程度の資金を貯めて退職できました。
ただ、これが減っていくだけというのは不安とストレスになります。
「少しの収入」が、生活と気持ちの安定を導きます。
欲張らないことって大切ですね。