55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

早期退職者、早速お金に困る(その2)

前回の続きです👇

ojisann5560.hatenadiary.com

 

退職ハイに気をつけろ!

 早期退職が、本意の場合も、不本意の場合もあります。

 本意の場合は「解放感」、不本意の場合は「喪失感(やけくそ)」という心の動きがあります。ポジティブ・ネガティブに関係なく、気持ちが高揚するのは共通です。

 これが「退職ハイ」。

 退職ハイは、「浪費」を導きやすいのです。

 

私が「退職ハイ」を具体的に感じたのは「家賃の変遷」

 退職前は、東京23区内に住んでいました。

 職場まで自転車通勤の距離。家具家電付き物件で、広さは「私の家政婦ナギサさん」で「多部未華子さん」が住んでいた部屋に近い感じです。

 こちらの家賃は約10万円。

 退職と同時に、栃木県内に引っ越しました。家具家電・駐車場付きで約55,000円

 感覚的には半分です。駐車場がついても半分! ハイになりますよね。

 さらに、松本市に引っ越します。分譲マンション購入です。

 こちら、管理費・修繕積立金・駐車場まで入れて、約26,000円。

 感覚的には半分です。

 何か、こう、ものすごく節約した、お金が浮いた、生活に余裕ができた、自分頑張ったように感じるのです。となると…無駄遣いをしてしまうんですね。

 しかも、「その時は、浪費・無駄遣い」と気付かないんです。

 「自分へのご褒美モード全開」なんですね。

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早期退職1年目の税金・年金の大きさがストレスとなる

 個々の状況によって異なりますが、ここでは「会社員×早期退職」の話として。

 まず、国民年金が約20万円です。

 さらに、国民健康保険、住民税と続きます。それぞれの金額は、年金と変わりません (個人の所得、退職しても会社の共済保険などの利用によって変わります)

 要するに、約60万円納税するのです。

 組織から離れて初めて知る「日本の社会保険料」の現実です。これがストレスになるんですね。健康保険証をもらう以外の見返りの実感がないんです。

 というわけで、「見返りのあるお金の使い方」がしたくなります。欲しいものを買うとかですね。これも、浪費の引き金になります。

 

早期退職1年目は財布を引き締めることが大事!

 早期退職すると「収入がなくなる」のに、現役時代より「支出が増える人」って意外と多いらしいです。

 わかります。時間がありますから「平日のお出掛け」「カフェ」「外食」が増えるんですね。「クルーズ船の旅=200万円」という人もいます。

 この「現役時代より支出増」の感覚を、「早期退職直後」におぼえると、なかなか抜けないそうです。

 わかります。計画的に早期退職を準備した私でも、早期退職ハイでした。

 この被害が最低限で済んだのは、感染拡大で外出・外食を控えたからです。逆に言えば、それがなければ、現在の「ミニマリスト的暮らし×節約生活」はなかったでしょう。そして、本人に自覚がないまま「手持ち資金の浪費」が進んだと思います。

 

 退職ハイに気を付けろ!

 それが老後破産の引き金です。 続く…