前回の続きです👇
ojisann5560.hatenadiary.com
◆退職ハイに気をつけろ!
早期退職が、本意の場合も、不本意の場合もあります。
本意の場合は「解放感」、不本意の場合は「喪失感(やけくそ)」という心の動きがあります。ポジティブ・ネガティブに関係なく、気持ちが高揚するのは共通です。
これが「退職ハイ」。
退職ハイは、「浪費」を導きやすいのです。
◆私が「退職ハイ」を具体的に感じたのは「家賃の変遷」
退職前は、東京23区内に住んでいました。
職場まで自転車通勤の距離。家具家電付き物件で、広さは「私の家政婦ナギサさん」で「多部未華子さん」が住んでいた部屋に近い感じです。
こちらの家賃は約10万円。
退職と同時に、栃木県内に引っ越しました。家具家電・駐車場付きで約55,000円。
感覚的には半分です。駐車場がついても半分! ハイになりますよね。
さらに、松本市に引っ越します。分譲マンション購入です。
こちら、管理費・修繕積立金・駐車場まで入れて、約26,000円。
感覚的には半分です。
何か、こう、ものすごく節約した、お金が浮いた、生活に余裕ができた、自分頑張ったように感じるのです。となると…無駄遣いをしてしまうんですね。
しかも、「その時は、浪費・無駄遣い」と気付かないんです。
「自分へのご褒美モード全開」なんですね。
◆早期退職1年目の税金・年金の大きさがストレスとなる
個々の状況によって異なりますが、ここでは「会社員×早期退職」の話として。
まず、国民年金が約20万円です。
さらに、国民健康保険、住民税と続きます。それぞれの金額は、年金と変わりません (個人の所得、退職しても会社の共済保険などの利用によって変わります)
要するに、約60万円納税するのです。
組織から離れて初めて知る「日本の社会保険料」の現実です。これがストレスになるんですね。健康保険証をもらう以外の見返りの実感がないんです。
というわけで、「見返りのあるお金の使い方」がしたくなります。欲しいものを買うとかですね。これも、浪費の引き金になります。
◆早期退職1年目は財布を引き締めることが大事!
早期退職すると「収入がなくなる」のに、現役時代より「支出が増える人」って意外と多いらしいです。
わかります。時間がありますから「平日のお出掛け」「カフェ」「外食」が増えるんですね。「クルーズ船の旅=200万円」という人もいます。
この「現役時代より支出増」の感覚を、「早期退職直後」におぼえると、なかなか抜けないそうです。
わかります。計画的に早期退職を準備した私でも、早期退職ハイでした。
この被害が最低限で済んだのは、感染拡大で外出・外食を控えたからです。逆に言えば、それがなければ、現在の「ミニマリスト的暮らし×節約生活」はなかったでしょう。そして、本人に自覚がないまま「手持ち資金の浪費」が進んだと思います。
退職ハイに気を付けろ!
それが老後破産の引き金です。 続く…