これも松本城(有料エリアから)
◆給与に関する不平不満は永遠のテーマ
若い頃は「何であの人が自分より貰っているんだ」
市民からは「公務員は恵まれているんでしょ」
世の中の動きは「終身雇用×年功序列から能力給へ」
というわけで、労働の代償である「給与」について、日本人の多くは「不満・不公平感」を抱いているようです。「感謝とか喜びとか」そういう感情を得ることがあんまりないんですね。
◆給与制のストレス
お仕事には、「超絶多忙期と絶賛閑散期」とがあります。
超絶多忙期は「もっと給料出せ」と思いますが、絶賛閑散期は「今月給与貰っていいの」という罪悪感を感じます。どちらも同じ金額なんですけどね。
公務員も純粋な年功序列ではなくなりました。「人事院勧告」で下がります。給料日に明細を見て「ため息をつく」のは、民間・公務員関係なく共通なところもあります。
日本人の幸福感は低いと言われますが、その要因の一つかもしれないと感じる今日この頃です。
◆個人でお仕事をいただくようになると
「やった分だけいただける」のが現在の暮らし。
もちろん、「そもそもお仕事をいただけるか」「次に続くか」「単価はいくらか」などの不安はあります。しかし、「報酬をいただくことへの罪悪感」はありません。
「来月の収入が、自分で予想・計算できる」ことも大きいですね。
多忙がうれしい、担当させていただけることに感謝できる、報酬額に納得できる
というわけで、サラリーマン時代にあった「給与に関するストレス」は全くないと言えます。
◆個人になると…
自分の能力に見合った金額が、やった分だけ、担当させていただいた分だけ、正確に振り込まれます。この金額が、自分なんだなとしみじみ思います。
組織に所属する安心感・福利厚生・名刺の利便性はなくなりました。
個人でいる不安感・税金年金の支払い・孤独感はあります。
それでも「早期退職×個人」になって「等身大の自分であること×自由」を得て、ストレスが大きく減りました。幸福度は向上したと言えます。
そういえば、久しく「ため息」をついていません(笑)