以下の記事の続きになります。
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◆そもそも「住まい」については「論点」が多い
賃貸×購入、マンション×一戸建て、都会×田舎、ローン×一括払い
低層小規模マンション×大規模タワーマンション、などなど…。
ちなみに「経済系雑誌」には、どちらを選択しても悲観的な記事が多いです(笑)
肝心なのは
①記事の前提は「現役世代」である
②日本の現状を考えると「過去を根拠」に考えても正解にはならなそうである。
と言って、「未来を予想」してもどうなるかはわからない。
ということ。
つまり「早期退職×無職」からの住まい探しは、「自分で情報収集~判断~決断」するしかないんですね。そういう意味で、世間に溢れる「住まい論争」とは、良い意味で距離をおくこと、全部信じないことが大切。
これを個人的に「早期退職リテラシー」と名付けています(笑)。
◆「早期退職×無職×老後」を前提とした住まいを考えると(個人の考えです)
私にとって最大のリスクは、「賃貸生活の維持は難しい」でした。
「早期退職×無職」の時の賃貸は「契約更新時に断られる」可能性がありました。引っ越そうと思っても、「無職」を理由に審査に落ちる可能性も高いです。そうなると、「無職でも可能な賃貸を探す」ことが必要になります。
そうなると、予算・立地など「こちらの希望」に沿った部屋に住める可能性は低いです。借りられることが最優先になりますから。
また、借りられる物件を見つけても、保証会社など余分な費用がかかることもわかりました。
「UR賃貸」も検討しました。敷金礼金・保証人など不要です。
しかし、予算内の物件は「古い・自家用車必須の立地」が多いです。最近は「駅近×リフォーム物件」も多いですが、その家賃はなかなかな金額です。
◆購入を決断する
となると失敗は許されません。
「リスク回避」「自分が求める暮らしの言語化」を掘り下げました。
①2つの未来を想定する
物件を考える時、「終の棲家」「10年後に売却」両方の条件から検討しました。
「10年後に売却」とは、「自家用車を手放す×免許返納」「健康を崩した」「介護が必要になった」場合、その物件を手放すという想定です。つまり「ここで死ぬこと」「ここを売ること」の2つの未来、両方を満たす物件ということでうね。
②災害リスクを避ける
東日本大震災を経験して、もう一回は心身ともに持たないと考えています。
「首都圏・南海トラフ×水害・豪雪」の可能性があるエリアを除くと、あんまり残っていないですね(泣)。
③自分が求める暮らし
「終の棲家」という観点ではとても重要。
自己分析の結果「維持費の掛からない暮らし」「自家用車所有なしで暮らせる利便性」「山が見える」が、求める暮らしの3条件とわかりました。
◆早期退職×無職の物件探し
1,現役時代に購入を済ませることのメリット
「ローンの利用×審査」を考えると、「在職中×早期退職前」に準備した方がよいと思います。何より「収入があるうちに、大きな買い物は済ませた方がストレスが少ない」でしょう。
早期退職の1年以上前に「購入」を済ませ、早期退職までは「2拠点生活」。早期退職後に「引っ越し×定住」が理想でしょうね。
2,「早期退職×無職」での物件探しのメリット
そもそも無職ですから時間はたっぷりあるわけで(笑)、多様な物件をじっくり「内見×検討」することができます。その過程で、「リスク回避×自己分析」も進みます。
焦って「妥協」する必要はなく、「これ!」という物件と出会うまで時間をかけることができます。平日が使えますから、密を避けること、休日料金の回避もできます。
物件との出会いは「運と縁」に尽きます。となれば、時間をかけることで「確率」は高まるわけで、これが「早期退職後の物件探す最大のメリット」と言えるでしょう。
3,「一般論」とは異なる価値を見出す
一般的には「駅近」が良い物件と言われます。
しかし「通勤×通学のない暮らし」で、駅近に高いお金を払う必要はありません。
それより「近所にスーパー・商店街がある暮らし」の方が価値が高いです。
今の住まいがこれ(笑)。松本駅までは、徒歩で20分以上かかります。ですから、一般的なマンション価格としては安いです。しかし、スーパーは徒歩5分圏内、図書館・松本城は10分圏内、北アルプスの眺望を遮るものはありません。レンタサイクルもありますし、公共の共有資産への利便性の高さに「価値」を感じています。
◆根拠の弱い個人的未来予想
松本は、積雪量は少ないですが、冬の寒さは厳しい地方都市です。
持ち家率は高く、車社会ですから「一戸建て」が中心です。
ただし、高齢化社会への移行が進むと、「子供が独立し、無駄に広く古く寒い一戸建て」から、「マンションへの住み替え」が進むのではないかと感じています。つまり、「マンションが少ない地方都市」では、それなりにマンション需要が継続するのではないかという予想です。
松本市の眺望の良さは、マンションなど高層建築物の少なさにも支えられていると感じます。「先祖代々の住まいが多い土地柄×城下町らしい入り組んだ区画」ですから、新築マンションを建てるための土地を確保することも難しいと考えられます。というわけで、現在の住まいも「価格が下がること」はあっても、「負動産化リスク」は低いのではないか(低いだろう、低めであってくれ!)と考えています。
この傾向は、「北関東~東北の地方都市」で実際にあります。築30年以上の物件に、1000万円以上の価格がまだついているんですね。
◆おわりに
というわけで、5回連続で書かせていただきました。みなさまに感謝申し上げます。
ポイントは大きく3つ
①無職での賃貸リスクの大きさ
②現金一括購入の無敵さ
③「早期退職資金×無職×老後」で考える「価値」の言語化が最大のリスク回避
ちなみに、現時点で昨年の不動産探しを振り返って最大の後悔は何かと言えば、福島駅前の物件を逃したこと。
駅近、フルリフォーム済み、家具家電付き、手数料不要でした。
今思えば👇を購入し、賃貸にして家賃収入を得ておけばよかったです(笑)。
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ついでに、過去に同じようなことを書いているのは👇
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これで、住まいシリーズを終えます。本当にありがとうございました。

石巻の牡蠣フライ