焼肉屋で、肉を焼かず、豚足とクッパだけを食べたのは私です
◆学習支援のヒトコマ
今は、一般入試でも「志望理由」を求められます。
総合型選抜(昔のAO入試、推薦入試)ほどの量が求められるものではありません。
ただ、200~300字で「受験する大学への志望理由」を説明するのは、結構難しいです。というわけで、多忙な現場の先生のサポートに入っています
◆高校生の質問は「志望理由をどうやって書けばよいか」
これに対し、私は「なぜ志望理由が書けないか」と質問します。
「何を書いてよいかわからない」など、個々にいろいろな「書けない理由」が集まってくるんですね。そこで、「なぜその大学を受けるの?」と聞くと、これまた個々に「その大学を受験する理由」が出てきます。
「大学を受験する理由はあるのに、なぜそれを志望理由として書かないの」と問うと、そこで黙ってしまう子と、「わかりました!」と言って書き始める子がいます。
◆自分の欲望は他者の欲望である(ジャック・ラカン)
「黙ってしまう子」に気付いてほしいのは、ラカンの言葉。
つまり、周囲の誰かが行って欲しい大学を受験しようとするのですね。
他者の欲望を叶えることは大切です。それを否定することはしません。しかし、それが「自己喪失」になるのはまずいですよね。これが、志望理由が書けない理由になります。ここに気付いてもらうことが、大切。
つまり、他者の欲望から解放されることですね。そうすることで「主体性」に導くことになります。
◆大学受験だけでなく、就職活動や転職活動中の方も
志望理由に悩んでいる方は、「なぜ書けないのか」を書き出してみてはいかがでしょう。思い付くままでよいです。たくさん出してみてください。
並行して、「なぜその大学(企業)」を受験するのかも書き出してみましょう。
カッコつけなくていいです。本音を言葉にしてみましょう。
二つを比較すると、自分が何に拘束されているかわかります。
その先に、本当の志望理由があります。
ということをやっています。
学び方・考え方を、工業社会・競争社会の方法から、ワークショップ型にしています。つまり、課題を明確にし、課題を生む要因を言語化し、解決方法を考える流れ。
少しでもお役に立てればいいんですけど…。