私は、いわゆるバブル世代です。
それだけで、批難される、嫌みを言われることもあります。
では、給与・所得を増やすにはどうしたらよいのでしょうか?
◆会社員である限り、給与額は「所属している会社の業績」で決まる
俗にいう「成長産業」の企業の給与は高いです。
戦後は、映画が成長産業でした。やがて、映画はテレビに変わり、今はネットです。高額所得者は、「映画スター~TVタレント~YouTuber」になりましたね。
バブル前、文系就職の花形は「証券・金融」×「マスコミ・広告」でした。なぜかと言えば、30代前半で、年収1000万円を超えていたんですね。
もちろん、旧財閥系商社も元気で、日本の時価総額を高め、ニューヨークの土地・ビルを買いあさっていました。新興企業では「リクルート」が学生の憧れでもありました。
◆よく「能力で給与を決めるべき」と言われますが
何にもしていないおじさんたちが高額な給与をはみ、バリバリの若手が報われないってことですね。ただ、会社員である限り、個人の能力が給与に反映される割合は低いです。
同じ能力を持った人間が3人いたと仮定しましょう。
それぞれ、「公務員」「三井商事」「フジテレビ」に就職しました。
30代、40代、50代の給与を想像してみてください。そういうことです。
◆能力と給与とを比例させるためには
転職することです。成長産業に転職しましょう。
今なら、人材紹介・人材開発業ですね。その中でも、勢いのある企業を選択することです。成長産業の勢いのある企業は、常に人材不足を抱えています。ですから、中途採用も頻繁に行っています。
成長産業を渡り歩くことは、最先端のスキル・人脈を得ることにもつながります。ですから、常に「次の成長産業」が、その人をスカウトしようと待ち構えてもいます。
◆勤務先で出世するか、成長企業に転職するか
会社員が給与をあげる方法は、上の二つです。あとは副業ですね。
で、この法則は、バブル時代も、今も変わりません。
バブル時代は、日本という国が「成長期」でした。ですから、全体的にその波に乗りやすかったということですね。その後、景気は上昇下降を繰り返し、ついに感染症までやってきました。しかし、その中でも、成長産業はあります。
勤務先で出世したいなら、勤務先を成長産業にする。あるいは、成長産業に自ら転職するってことです。
そうすれば、30代で年収一千万円を超えることも難しいことではありません。
30歳直前に、民間から公務員に転職してしまった私は、その機会を失いました(笑)
そんな、「時代を読み違えたバブル世代」が私なんです。