55歳で退職したおじさんのブログ

投資・副業・役職経験のない平凡なサラリーマンでした。贅沢しなければ辞めても暮らせる程度に貯まったので早期退職。「健康で文化的なビンボー生活」を楽しみつつ、旅行、沖縄、小説、アーリーリタイア、健康、メンタルヘルス、シニア、ライフスタイル、不動産購入、ブログ、日々の暮らしなど記していきます。

早期退職したら、一番自分にあっている暮らしを得ました

 現役時代、心掛けていたことがあります。 

 それは、職場では、みんなと行う共同作業・協働を優先することでした。

 

お仕事と時間との関係性

 いわゆる事務仕事、ルーティンワークは、作業時間が読めます。

 1本当たりの「時間単価(量)」がはっきりしています。

 プロレス的に言えば「60分3本勝負」なんですね。

 一方で「時間単価」がはっきりしない仕事もあります。

 資料作成(会議資料・プレゼン資料)、プロジェクトにおける方針決定・解決の方向性の模索、現場での実践ですね。プロジェクト運営のための学習もそうですし、担当プロジェクトの内容について学ぶ時間もそうです。 

 こういうのは「時間単価(量)」では測れません。

 プロレス的に言えば「時間無制限1本勝負」。

 「質」が優先なので「締切」だけ決めて、あとは納得できるまでやるしかない。

 また、本当に「質」を高めるには、時間という枠を良い意味で「外す」ことも必要。

 ただ、これは「働き方改革」とは矛盾する部分でもあるんですけどね(笑)

 

プロジェクト系業務と時間の関係

 公務員のプロジェクトは「社会課題の解決」そのもの。

 日々、「課題の洗い出し~解決策を考える~検証する~試行する~課題を洗い出す~」という「正解のない螺旋」を繰り返す。

 「正解のない螺旋」を効率化・合理化するためには、「学習理論」の勉強が必要。システム思考・デザイン思考・U理論などを身に付け、これを「ミーティング」に落とし込むのが「プロジェクト運営者」のお仕事。

 いずれも「無制限1本勝負」、つまり「9時5時」という概念にはあてはまりにくい。

 「フレックス」が理想です。

 

在宅ワークが向く仕事×人

 プロジェクト系、研究・創造系ですね。

 出勤はないが、締切がある仕事=「フレックス・タイプ」。

 もちろん「質」が問われる厳しさは伴うのですが、フレックスに慣れると、もう通常勤務には戻れませんね(笑)。

 受験生とお話していると「学校を休んで受験勉強に専念したい」という話を聞くこともあります。こういう受験生は「プロジェクト型、フレックスタイプ」なのかもしれません。

 

業務委託契約×在宅ワーク」という日常

 今は、そういうフレックスな暮らしをしています。

 「早期退職したら、一番自分にあっている暮らしと時間の使い方を得ました」という感じ。30年勤めて、少しご褒美ですかね。

 とは言え、世間的には「無職×いつも部屋にいる不審な隣人」。

 学生であれば「不登校×ひきこもり」というレッテルを張られるでしょう。

 日本の学び方・働き方に「フレックス」という概念が、もっと一般的になるといいな…と思う今日この頃です。

 

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